F1マシンより速い!? ピニンファリーナのハイパーEV「バッティスタGT」に“バットマン”のブルース・ウェイン仕様が登場
オープンモデルとクーペに各2バージョンを設定
DCコミックスのスーパーヒーロー、ダークナイトこと「バットマン」の正体は、億万長者のブルース・ウェインであることは、DCコミックスのファンなら誰もが知っているでしょう。 【画像】映画の世界から飛び出した!? 1900馬力のハイパーEVを写真で見る(24枚) アウトモビリ・ピニンファリーナは、そんなブルース・ウェインをインスパイアしたハイパーEVを、「バットマン」の映画でお馴染みのワーナー・ブラザーズと共同で開発しました。
ベースとなったのは、同社のオープンモデル「B95バルケッタ」とクーペの「バッティスタGT」です。それぞれに「ゴッサム」バージョンと「ダークナイト」バージョン、計4バージョンがプロデュースされました。 ゴッサムという名は、バットマンが活躍するゴッサムシティに由来しています。 最先端のイノベーションと持続可能な技術への情熱を持つ先見の明のある起業家として、ブルース・ウェインのエレガントで洗練されたテイストは、アウトモビリ・ピニンファリーナのオーダーメイドのイタリアンデザインと豪華な顧客体験にマッチします。クライアントは、ピニンファリーナの職人やデザインチームと一緒に「夢のクルマ」を共有する、というわけです。 そして、ブルース・ウェインというパーソナリティが、アウトモビリ・ピニンファリーナのB95バルケッタとバッティスタGTという2台のハイパーEVに、新しく非常に排他的なバージョンを生み出すという影響を与えたのです。 どのクルマも、大容量の120kWhリチウムイオンバッテリーで4基のモーターを駆動します。最高出力は1900馬力を発生し、0‐100km/h加速は2秒未満という俊足で、これは現在のF1マシンよりも速いパフォーマンスを発揮します。 インテリアでは、ブルース・ウェインの忠実な執事であるアルフレッド・ペニーワースの声を特徴とする、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を採用しています。またバッティスタではルーフの大部分に湾曲したガラスを採用して、インテリアの雰囲気を明るくしています。 バッティスタのエクステリアでは、2バージョンともフロントのエアインテークやカーボン製リアウイング、テールゲートのシャークフィンアンテナなどがリファインされています。サイドスカートとルーフには、ブルーズ・ウェインの会社であるウェイン・エンタープライズのロゴも入れられています。 ゴッサム・バージョンは、B95/バッティスタとも、ブルース・ウェインのソフィスティケートされた市民のイメージを反映しました。センターパネルにはオーダーメイドのタン レザーのキルティングとステッチが入れられています。 ダークナイト・バージョンは、ブルース・ウェインがゴッサムシティの悪と戦うときに使うテクノロジーを反映しています。ブラックのアルカンターラとレザーを用いたインテリアには、ブラック/ゴールドの2トーンステッチも入れられています。 この4バージョンのデザインはすべて、ウェイン・エンタープライズの革新の追求とブルース・ウェイン自身の個性を反映しています。 ウェイン・エンタープライズの企業ロゴを用いたり、カスタマイズされたシートの刺繍、そしてアルフレッド・ペニーワースに触発された声。この夢のクルマは、まさにゴッサムシティのアイコンともいえるブルース・ウェインのパーソナリティを具現化したものなのです。
VAGUE編集部