SNSで中国人女性に恋愛感情、約1億6000万円だまし取られる すべてうそだった…60代男性がロマンス詐欺被害
福岡県に住む60代の男性が、フェイスブックで知り合った人物から投資話を持ち掛けられ、約1億6000万円をだまし取られたことがわかりました。SNS型詐欺や特殊詐欺の被害額としては大分県内で過去最高だということです。 警察によりますと、福岡県朝倉市に住む男性(60代)は今年4月、フェイスブックで中国人女性を名乗る人物と知り合い、日田市内の勤務先などでLINEを使ってやりとりを重ねて恋愛感情を抱くようになりました。 そして10月、この人物から「家族から投資を教えてもらった。たくさん利益が出ている。あなたもやってみない」などと誘われ、実際に投資したところ、男性の口座に利益と称して現金約12万円が振り込まれたということです。 信用した男性はさらに6880万円相当の暗号資産を送金。この利益を引き出そうとしたところ、「税金や保証金が必要」と言われ、男性は3200万円相当の暗号資産と現金6000万円を送りました。 その後も現金が引き出せないことを不審に思った男性が11月15日に日田警察署を訪れ、詐欺と判明しました。被害総額は計1億6000万円を超え、大分県内で判明したSNS型詐欺や特殊詐欺の被害額としては過去最高となります。 警察は「SNSで知り合った相手から投資を勧められるのは詐欺の手口です。送金をする前に詐欺を疑い、必ず周りの人や警察に相談してください」と呼びかけています。
大分放送