【マリーゴールド旗揚げ記念対談vol4】ジュリアvs石川奈青~後編~期待されてない女の変わる宣言は本気か、口だけ番長か【週刊プロレス】
5・20後楽園で旗揚げする話題の女子プロレス新団体「マリーゴールド」のエース、ジュリアがホスト役となり、所属選手とトークバトルをおこなう特別企画。第4弾ゲストは“期待されてない女”石川奈青。自身を取り巻く現状を変えるべく、新天地マリーゴールドで「変わる」と宣言した石川。その言葉は果たして本気なのか、口だけ番長なのか。「期待し過ぎない」と語るジュリアはそれでも「私は気にしてみてるから」と同い年の後輩にエールを送る。石川がこれに応えるのは5月20日、旗揚げ戦のリング。青野未来との2年半ぶり一騎打ちで石川が出す答えとは…。ジュリアvs石川、トークバトル後編、お楽しみください! 【写真】青野未来の水着グラビア
――これだけ注目が集まる試合は去年5月の中野たむ対決以来でしょうし、燃えるものもあるのでは? 石川「もちろん燃えるし、例えばポスターの件も悔しいけど、正直言うと未来ちゃんに対しての悔しいっていうより、そうだよな、ビジュアルがな、実力がな、どうせなって自分を納得させようとしてしまった自分が一番嫌だったんです」 ――いろんな理由をつけて、下段右端を飲み込もうとした自分がいたわけですね。 石川「はい。自分に対する悔しさが一番ですね」 ジュリア「私、言葉選ばずに言うと石川って“応援されたいだけの人”なのかなって思ってた。強くあろうって気持ちはなくて、ただやられてやられて応援されれば気持ちいいみたいな。石川ってどういうレスラーになりたいの?って聞くと、返ってくる答えが上を目指している人のそれじゃないな、とも思ったし。こないだの決起集会で、そんな話をしたね。お前それじゃダメだよって」 石川「はい。言われました」 ――でも、じつはふがいない自分に対する怒りとか思いがあったと。 石川「…なんだろう、自分の中でのエネルギーって、誰かに勝ちたい、誰かよりすごくなりたいとかよりも、自分を超えたい、変えたいっていうのが強いんだと思います。それを相手にぶつけてるというか、なんというか。すいません、ホントに話がまとめられなくて」 ジュリア「プロレスだけじゃなくて、例えばダイエットでも勉強でも、 日々の積み重ね。何かを続けるって大変なことだし、我慢しなきゃいけないこともたくさんあるだろうけど、それを乗り越えた時、はじめて自分に勝てると思うからね」 ――そういえばマリーゴールド所属が決まった直後にジュリアさんと飲みに行って、旗揚げまでパーソナルトレーナーについてもらって体を鍛える! お酒も飲まない!と宣言していましたが? ジュリア「どうなの?」 石川「鍛えてます!ジュリアさんに紹介していただいたパーソナルトレーナーの方にもついてもらって」 ジュリア「お酒は?」 石川「えーと、あの…1人の時は完全に飲んでないですけど人と会う機会がかなり増えたのでまったくって訳には…飲み会で飲まないヤツって好きじゃないし…(モゴモゴし始める)」 ――それを飲んでるというのでは…! ジュリア「ジュリ番、石川にはトコトン厳しいよね(笑)。石川がホントに変わろうとしてきたのか、口だけだったのか…その答えは5月20日出るからね。口だけの人ってたくさん見てきたから。『ジュリアさん、教えてください』『どうしたらそんな筋肉バキバキになれるんですか?』って。ハッキリ言うと、本当にやる人はそんな事聞いて来る前に、自分で考えてやるのよ。教えてやってもそれをちゃんとやってきた人って見たことない」 ――その一人目に石川さんが…。 石川「…なります!」 ジュリア「その間はなんだよ(苦笑)」 石川「リングは嘘つけないので!」 ――マリーゴールドはジュリアさん、石川さんたちいわゆるオリジナルメンバー7人に加え、元アクトレスガールズの6選手が加入。さらに練習生が4人いて、他団体及びフリー選手からも売り込みも来てるとか。 ジュリア「ロッシーはトライアウトをやるって言ってたもんね」 ――旗揚げ会見の囲み取材でした。とある記者の方が「石川奈青が入団できるぐらいなら、自分も入りたいと言ってくる選手が出てきそうですが?」みたいなことを言っていて。 ジュリア「うひー、そんなこと言った記者さんがいるんだ」 石川「…でも、そう思われてたほうが、そうじゃないぞ!っていうところを見せられるので」 ――悔しくはないですか? 石川「悔しいは悔しいですよ」 ジュリア「それこそ見せつけてやらないとな、5月20日のリングで!」 ――5月20日から始まるマリーゴールド。そこで石川さんはどんな役割を担っていきたいですか? ジュリアさんは石川さんにどんな活躍を期待しますか? ジュリア「これは石川だけじゃなく、みんなに言えるんだけど、私が引っ張ってやる!みたいな気概がほしい。誰かがやるだろう、誰かが引っ張ってくれるだろうじゃなくて」 石川「私でもいいですか?」 ジュリア「当たり前じゃん。合同練習とかでもさ、みんな譲り合いが多すぎる。例えば『スパーリングやろう、誰からいく?』ってなった時、すぐ手を挙げる人ってだいたい決まってるんだけど、みんなもっとガツガツ来て欲しいよね。せっかくリングを使える合同練習だからさ」 ――合同練習の取材にお邪魔したことがありましたが、石川さんはできないはできないなりに声は出てたし、比較的積極性があったように見えたのですが? ジュリア「たしかにね。でも、もっとできるよ。それは石川だけじゃなく、アクトレスの子たちもみんな。練習以外でもなんか気づいたことがあったら自ら提案して、質問して、動いていい。人が増えたとはいってもマリーゴールドはまだまだ小さな団体なんだから。みんなで『私が引っ張ってくんだ!』って思いながら、団体を盛り上げて、上を目指してほしい」 石川「キャリアとか関係ないってことですよね!」 ジュリア「関係ない。ていうか、石川って何年目?」 石川「5月4日で5年目になりました」 ジュリア「5年目なんて、引っ張っていく側に立ってぜんぜんおかしくない。じつはこのあと、全体ミーティングを開くんだ。試合が始まったら細かい話をしてる暇がなくなっちゃうと思って」
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