宮田笙子「今以上に大好きな体操を誰より楽しめるように」 飲酒喫煙問題で五輪代表辞退、涙の再出発【一問一答】
「国民スポーツ大会・体操」(7日、SAGAサンライズパークSAGAアリーナ) 団体総合で争う成年女子で、パリ五輪開幕直前の7月に飲酒、喫煙問題で日本代表を辞退した宮田笙子(19)=順大=が騒動以降では初の実戦で、五輪代表入りを決めた5月のNHK杯以来約4カ月ぶりの試合に臨んだ。福井県代表として3種目に出場し、チーム合計213・096点で6年ぶり6度目の優勝に貢献した。成年男子で、パリ五輪3冠の岡慎之助(20)=徳洲会=が五輪後の初の実戦に臨み、出場した岡山県は合計323・025点で5位。大阪府が優勝した。以下、宮田笙子との一問一答。 【写真】五輪辞退騒動後初実戦で大粒の涙ポロリ謝罪 ◇ ◇ (約10台のテレビカメラと大勢の報道陣の前に現れて、冒頭で) 「この度は私がとった行動で多くの皆さまにご迷惑をかけてしまい深く反省しております。申し訳ありませんでした(一礼)。この件に対し真摯(しんし)に向き合い、今後の競技生活を全うして参りたいと思います(一礼)」 -試合を終え、観客からは歓声が上がった。 「本当にこの素晴らしい体育館で演技させてもらえて本当に感謝しています。いろんな方々から声をかけていただいて、今後に前向きな気持ちになれました」 -福井代表として、仲間への思い。 「正直、けががあって出られるか分からなかった。それでも出たいと思えたのは福井県のみなさんのおかげだと思う。本当にずっと支えてきてくれた深沢選手、後輩たちが…(涙を流して)笑顔で迎えてくれて、最後には『お帰りなさい』って言ってくれた。本当に感謝しきれない。(涙は)うれし涙」 -今後へ向けて。 「またここから自信の持てる演技を積み上げて、今以上に大好きな体操を誰より楽しめるように頑張りたい」