【ペナンレース春の陣】DeNA・8連勝で首位 上昇気流はますます加速?
苦しい先発陣の中にあって2年目右腕の京山がデビュー3連勝
開幕8連勝の西武が首位を走り、前年最下位のロッテが3位に食い込むパ・リーグ。空前の大混戦となっているセ・リーグでは、8連勝のDeNAが首位に立った。果たして、いま12球団に何が起こっているのか。今回は“春の陣”の焦点を徹底検証する。 写真=榎本郁也 ひ弱な先発陣が踏ん張り、予想外の首位につけるが、このままの勢いを維持できるほど甘くはない。上位堅持のカギは、去年2ケタ勝利の3人の動向次第だ。 開幕2カードこそ負け越したが、その後、投打がガッチリとかみ合い2001年7~8月以来となる17年ぶりの8連勝を飾ったラミレスDeNA。ハマれば強力だが沈黙も多く、味方投手の好投を見殺しにしてきた昨季までの気まぐれ打線が、投手陣の頑張りにしっかりと呼応している。 野球の質が明らかに変わった。一番に新人・神里和毅を置き、二番に両打ちから右打者専念を決意した大和という並びに落ち着いてから、打線が機能し始めている。以前のような闇雲に打って進塁させるだけの攻めから脱皮。足を絡め積極的に動き、1点を奪いにいく野球だ。 かつての“スーパーカートリオ”を彷彿とさせる・・・
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週刊ベースボール