【別府競輪(モーニング)FⅡ】「本当にあっせんが入った」36年目の板羽俊一が望んだ地でラストラン
<26日・別府競輪・2日目> デビュー36年目の板羽俊一(55)=埼玉・64期=が最終日2Rでラストランを迎える。かつてはS級にも在籍したが、代謝制度に引っかかってしまい、今期限りで引退となる。 【競輪】2025年度のGP、GⅠ、GⅡ開催地一覧【表】 「大きなけがも病気もなく頑張ってこられたと思います。と言っても10月に骨折しちゃったんですけどね」。生き残りを懸けた今期は落車や故障に見舞われてしまった。「入院中にベッドで最後はどこを走るのがいいかなって考えていたんです。そしたら別府モーニングがいいかなって。温泉もあるし、別府の街や競輪場の雰囲気が好きなんです。モーニングだと早く終わるし観光気分で行けると思っていたら、本当にあっせんが入った(笑)」。 1989年8月12日の高松で始まった選手生活が終わろうとしている。「モーニングは観客が入れないところが多いので。その分、気楽に走れるかな(笑)」。気負うことなく通算3006走目を走って、現役生活に別れを告げる。