新基準原付はディオ110か!? スーパーカブ110も良さそう、原付免許で乗れる候補の5モデルを分析
グローバルモデルがコスト面で有利
性能面では新基準原付が現行の50ccモデルよりも動力性能が高いことが分かったが、原付1種として重要なのは価格面だろう。スクーターでは36万3000円のPCXや32万4500円のリード125を新基準原付にするのはあまり現実的ではない。その点、ディオ110の21万7800円は魅力だ。 ディオ110は欧州ではVision110として販売されており、生産国はベトナム。日本の50ccモデルは、年間2.5万台規模と言われているが、アジア生産モデルは50~200万台規模を見込めるので、グローバルモデルを新基準原付に仕立てるのは、コスト効果が高いだろう。 一方、スーパーカブ110は30万2500円で決して高額ではないが、日本の熊本製作所で生産されているので、ディオ110ほどのコスト効果は見込めない。新基準原付の本命はディオ110に絞られると予想されるが、ホンダ伝統の原付1種版カブは残したいはず。今後の展開に注目だ。