兵庫県知事選でSNSに敗北、マスメディアは打たれ弱い〝グラスジョー〟 初めて自分と同じ「パンチ力」食らい…意気消沈
今はちょうどその手前なのだ。だが、それがいつかは誰も分からず、下手をするとAIが統制するかもしれない。
しかし、そんなことは世界史の年表を見れば一目瞭然。どんなに強大な権力機構でも、メソポタミア文明の頃より入れ替わり続ける。国を変えるような傾国の美女でも、いつかは美熟女となる。その変化の時期がいよいよ来ただけ。
もっと昔には、ある日突然、ユカタン半島に直径15キロの「漬物石」が落ちてきて、ヒッチャカメッチャカになった。
大きな意味から無限の無意味までが入りまじり、生まれては消滅して移ろいゆく。この世はそんなものだ。令和におけるマスメディアのあり方の変化などは、長い年表を上から俯瞰したら、小さな一行でしかない。
私などは「首皮」で生きているので、多少の変化が起きようとも、世の中って面白いなと、その変化をワクワクしながら見ている。
だが、チャンピオンベルトの重みを知っているグラスジョー(ガラスのあご)となると、そうもいかない。
■大鶴義丹(おおつる・ぎたん) 1968年4月24日生まれ、東京都出身。俳優、小説家、映画監督。88年、映画「首都高速トライアル」で俳優デビュー。90年には「スプラッシュ」で第14回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー。NHK・Eテレ「ワルイコあつまれ」セミレギュラー。現在公開中の映画「ファストブレイク」に出演。
【関連記事】
- 木村拓哉、西田敏行さん追悼で大ひんしゅく ラジオで〝最愛のペットが亡くなった時に使う〟「虹の橋」発言、残念すぎる言葉選び
- 芸能事務所「サムデイ」が破産申し立て、移籍先は「これから探す」と事務所関係者 藤原紀香、篠田麻里子ら所属
- NHK朝ドラ「おむすび」に早くも批判集中 内容に加え橋本環奈の文春砲まで 朝も昼も…名作再放送で比較〝食われ気味〟
- 「1年半仕事がなかったことがあった」火野正平さん、75歳で死去 最高11股〝元祖プレーボーイ〟新藤恵美・小鹿みき・西川峰子らと浮名流し
- 泉谷しげるが48年ぶりフォーライフ復帰 吉田拓郎「イメージの詩」をカバー「いつか歌いてぇと思っていた作品。設立50周年と聞いたとき、盛り上げてやりたいと思った」