兵庫県知事選でSNSに敗北、マスメディアは打たれ弱い〝グラスジョー〟 初めて自分と同じ「パンチ力」食らい…意気消沈
【大鶴義丹 やっぱりOUTだぜ!!】 兵庫県知事選で斎藤元彦前知事が返り咲いた。大手オールドメディアが大きく戸惑い、新聞の記事はモゴモゴした論調になり、テレビの有名司会者も「マスメディアの敗北」というような弱気な言葉を口にした。 今までも、個別の事案においてマスメディアが「敗北宣言」をしたことはあるが、全体がこれだけ「シュン…」となったのは見たことがない。 私はその戸惑う姿に対して強い違和感を覚えた。「民意はわれとともに」などという自信があったのだろうか。この時代に、どんなデータを根拠に。しかし、それが彼らにはあったようだ。 私見ではあるが、彼らは昭和の頃より、その地頭を使って大きな城を作りあげた。国策とのマッチポンプもあっただろう。免許で独占だ。 己の好きなように攻撃ができる、つまり生粋のハードパンチャー。しかし、ボクシングの世界では、ハードパンチャーが撃たれ弱いケースは珍しくない。 自分のパンチ力と同じようなものを初めて知って、びっくりしたことだろう。 SNS時代が当たり前になってしまい、気がついていないが、その変化は「紙」から「電波」に移行したとき以上の意味を持つ。 今や平成ではない。今や老若男女がSNSとともに生きている。ただし、言うまでもなく、それがすべて正しい「進化」なのかは疑問だ。 そんな強大なパワーを個人の自由にさせたら、混乱するだけで、ロクでもないことになる。実際にそうなりつつある。 「だからそれを、われわれインテリ層が導くのだ」という強い信念が、今のオールドメディアにはあるのだろう。 私はそれも正しく必要であると思う。残念ながら、世の中は暗黒密林で、必ず「いろいろな人」や「いろいろな悪意」がある。 ネット上は、そんな彼らが新聞社やテレビ局の社長になっているようなものだ。それは混乱もするだろう。 だが、それは誰にも止められない。もっと拡大加速していく。 SNS技術はさらなる進歩を続け、果てしないカオスが広がり、その先にようやく「秩序」が自然発生するだろう。
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