今田耕司「3階級制覇のチャンプがみてもすげぇ、ですか」井上尚弥の右手スキルにたまげた
プロボクシング元3階級王者でトレーナー八重樫東氏(41)が12日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演。4団体のベルトを守った井上尚弥(31)のフィニッシュブローのテクニックについて語った。 【写真】TKO勝ちを決めた右カウンター MC東野幸治(56)から「2ラウンド以降の心配はなかったんですか?」との問いに、八重樫氏は「心配でしたね。ネリのパンチの軌道が、タイミングが、すごく尚弥に合っていて、危ない、ってタイミングでパンチがビュン、ビュンって交錯していた。3ラウンド倒してイーブンになって、3ラウンド、4ラウンドで安心して見ていられた」と話した。 そしてネリを倒した右ストレートについても解説した。八重樫氏は「倒すパンチが僕の中ではスゴくて」とファイティングポーズをとりながら「最後右ストレート。右アッパーを打って、そのあとネリがボディーを打ってくるのを右腕でガードして、そのまんまエイ」と右ストレートを出してみせた。 ここでそのときのVTRが出て、右アッパー→右ヒジでガード→そのまま右ストレートでダウンを奪う、という右手1本で攻めて守っていた。今田耕司(58)は「うわぁ~、本当だ、やってる」と右ヒジでガードしたまま固まってしまった。 八重樫氏も「普通は右ヒジでブロックしたら左フックで返すけど、最後は右ストレートだった。こんなことする選手、あんまり見たことなくて」とあぜんとしながら「僕はそのスキルに驚いて、ワーすげぇ、って思った」と話した。今田は「3階級制覇のチャンプがみても、すげぇ~、ですか」とあらためてビックリしていた。