「4人乗りの軽に乗ってますが、5人乗れますか?」 例外的に「軽でも5人乗れる」のなぜ? でもあまりオススメできない理由とは
クルマには乗車定員が定められています。しかし、実際に定員をオーバーして取り締まりを受けるというケースもあるようです。 一方である条件を満たすと定員よりも多く人が乗れることがあるようですが、それはあまりオススメはできないというもの。どのような条件なのでしょうか。 【画像】超カッコイイ! トヨタの「5人乗り”軽トラ”」を画像で見る(77枚)
クルマの定員は軽自動車で最大4人、コンパクトカーで5人、ミニバンで6~8人と車種によってそれぞれです。 なお車両総重量の目安では、1人につき55kgとされています。 あくまで目安ではありますが、過度な人数が乗車すればその分総体重が増えると、加速が遅くなったり、ハンドルを切るときにリアに負担がかかったりするおそれがあり、事故につながってしまう危険性も。 また、定員超えということはその分の人はシートベルトを装着していないということになるので、これはシートベルト装着違反になるだけではなく、事故の場合に命を落とす危険性も。 実際に2021年には神奈川県で8人が乗った軽自動車が電柱に衝突し、1名の死者を出した事故が起こっています。 なお「定員外乗車」で取り締まりされた場合は、違反点数1点、普通車の場合は反則金6000円が科されます。 ただし、唯一定員超えが認められる場合として、子どもの乗車があります。 子どもの数え方は大人とは異なっており、道路運送車両の保安基準第53条では、「12歳以上の者1人は、12歳未満の小児又は幼児1.5人に相当するものとする」と定められています。 つまり、子ども3人で大人2人に相当します。 具体例をあげれば乗車定員5名なら最大で「子ども6人+大人1名」となります。 また軽自動車の乗車定員は最大4名となるため「大人1名+子ども4名」または「大人2名+子ども3名」が最大人数です。 ただし、シートベルトは乗車定員分しかないので、人数分に足りません。 そのため、シートベルトを装着していない人が事故に遭った場合に投げ出されて大怪我を負ったり最悪命を落とすおそれがあります。 よっぽどの理由がない限りは、要件を満たす場合でも定員外の乗車は避けたほうがよいかもしれません。 ※ ※ ※ クルマの定員人数を守ることは、道路交通法に従うだけでなく、自分たちの命を守るためにも大切なことです。 また、乗車のときにはシートベルトを忘れずに必ず着用するようにしましょう。
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