【AI予想・関屋記念】マイルで素質開花か 重賞未勝利もポテンシャルの高さは証明済み
今週の日曜日は、新潟競馬場で関屋記念(GIII)が行われます。 関屋記念はサマーマイルシリーズの第3戦に指定されています。全4戦で争われるサマーマイルシリーズも終盤戦に突入。現在、ポイントランキングの首位に立つのは、中京記念(GIII)を制し10ポイントを獲得しているアルナシーム。しかし、2位以下にも逆転のチャンスは残されています。 【写真】ジュンブロッサムこれまでの軌跡 今回の関屋記念の出走馬で、サマーマイルシリーズのポイントランキング上位にいるのは、米子S(L)を勝利したトゥードジボンや同2着のディオなどがいます。ここで上位争いに持ち込めれば一気に首位を奪還する可能性がありますし、シリーズ制覇に大きく前進する事となるはずです。 また、今回の関屋記念で上位人気が予想されるジュンブロッサムやプレサージュリフト、ディスペランツァなどは、今年のサマーマイルシリーズに初参戦となります。当然、獲得したポイントはありませんが、関屋記念で好走できればラインキング上位に浮上しますので、これらの馬の走りにも注目したいところです。 はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。 ◆ポテンシャルの高さは証明済み 今週の関屋記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるジュンブロッサムでした。 週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。 ジュンブロッサムは3勝クラスを勝ち上がったばかりで、重賞勝ちの実績はありません。しかし、3歳時には共同通信杯(GIII)やアーリントンC(GIII)、神戸新聞杯(GII)で掲示板に載っていますので、重賞でも十分に通用する能力は備えていそうです。 また、未勝利を勝ち上がった時の2着馬は今年の大阪杯(GI)で2着だったローシャムパーク。アーリントンCではGI勝ち馬のダノンスコーピオンと0秒2差の4着と接戦を演じていますし、これまで戦ってきた相手を見てもポテンシャルの高さは十分に感じられます。 22年の出雲崎特別(1勝クラス)を勝ち上がって以降、しばらくは中距離を主戦場としていましたが、5走前の豊栄特別(2勝クラス)で久々のマイルに参戦し2着と好走。その後はマイル戦のみに出走。3走前のロードカナロアC(2勝クラス)を勝利し、前走の水無月S(3勝クラス)でオープン入りを決めています。中距離ではなかなか勝てなかった本馬ですが、距離を短縮されてからは目覚ましい活躍を見せていますし、現状ではマイルがベストと言えるかもしれません。 今回は重賞でメンバーレベルが一気に上がりますが、これまでの戦績から相手なりに走れるタイプのように思えますし、ここに入っても自身の力は出し切ってくれるはずです。新潟競馬場でも大崩れせずに走れており条件にも不安はありませんし、待望の重賞初制覇に期待したいところです。