【札幌2歳S】ここ数年で激変!3年続けてクラシック候補を輩出した特殊傾向が導く爆穴
8月31日(土)に行われる札幌2歳ステークス(G3、札幌芝1800m)には、ここ数年で劇的な変化が起きているのをご存じでしょうか。 洋芝で行われるとあって、パワー自慢が集結しやすいこの重賞。ここでの結果がスピードを求められるクラシック戦に繋がることはそう多くなく、2008年1着ロジユニヴァース(09年ダービー馬)や11年2着ゴールドシップ(12年皐月賞・菊花賞馬)など、大物は数年に一度出るかどうかと言ったところでした。 しかし、20年にソダシ(21年桜花賞馬)が当時のレコードで勝利してからと言うもの様相は一変。当時2着のユーバーレーベンが翌年のオークスを制しただけにとどまらず、21年1着ジオグリフが翌年の皐月賞馬に、22年1着ドゥーラが翌年のオークスを15番人気3着と、クラシック好走馬を次々と輩出しました。 このように、近年ではスピードをも合わせ持った馬が後のビッグタイトルを見据えて参戦することもしばしば。単純な洋芝適性だけでは勝ち切ることが難しいレースへと変貌を遂げているのです。 ましてや今年の札幌芝コースは例年にも増して高速馬場。惜しくも出走を回避したキングスコールが新馬戦にて1分47秒8の驚愕レコードを叩き出していることも考えると、札幌2歳Sでもスピード決着は避けられそうにないでしょう。 そして本題はここから!この重賞には、そんなレースに変わった近年だからこそ狙えるポイントが存在します。ズバリ「持ち時計」をチェック! 23年1着 セットアップ(3人気) →前走札幌芝1800m1分48秒5 22年1着 ドゥーラ(1人気) →前走札幌芝1800m1分49秒1 21年1着 ジオグリフ(1人気) →前走東京芝1800m1分48秒2 ここ3年の優勝馬はいずれも前走芝1800mを好タイムで走破。調査の結果「前走芝1800m戦を1分49秒以内or洋芝1800m1分50秒以内で勝利」した馬は、過去5年で[3-1-3-4]複勝率63.6%の好成績を残しています。 今回、先述した条件に当てはまるのは以下の3頭。 アスクシュタイン →前走札幌芝1800m1分49秒2 ニシノタンギー →前走福島芝1800m1分48秒2 マテンロウサン →前走札幌芝1800m1分49秒3 このうちアスクシュタインとマテンロウサンは上位人気争いが目される2頭で、4年続けて該当馬の優勝なるか要注目。一方、ニシノタンギーはかなりの人気薄が予想されるだけに、爆穴候補として馬券を押さえておいて損はないでしょう!
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