『冬の花園』での再会を楽しみにしたい、『春の熊谷』で印象に残った選手たち。全国高校選抜ラグビー大会
BKの最後はWTB、FB(フルバック)のバックスリーだ。WTBは決勝でハットトリックを達成するなど、決定力を見せた大阪桐蔭の水島功太郎(2年)、準優勝の石見智翠館(島根)で何度もラインブレイクをした久住誓蓮(2年)が挙げられる。
他にもベスト4の國學院栃木には、井戸川ラトレルと蟹江海晴(ともに2年)がおり、初出場だった四日市工業の上村純大 主将(2年)は、プレーと声でチームを引っ張った。
FBは際立った活躍を見せる選手が多かった。ロングキックで準優勝に貢献した石見智翠館の新井竜之介、準決勝でトライを挙げた大阪桐蔭の菅原幹太、ダイナミックなランが武器の桐蔭学園の古賀龍人(いずれも2年)、中部大春日丘(愛知)の加藤納悟(1年)、佐賀工業の内田真之甫、初出場の成城学園には監督の息子である仲西祐太(2年)らがいた。
続いてFWだ。まずはPR(プロップ)から見ていこう。優勝した大阪桐蔭の左PR原悠翔(2年)はボール奪取で強みを見せ、右PR川相喜由(2年)はランも魅力だ。中部大春日丘を引っ張るキャプテンの左PR川島大虎(2年)、茗渓学園の大型の左PR和田翔太(2年)、桐蔭学園のスキルフルな右PR喜瑛人(1年)らが挙げられる。
HO(フッカー)は國學院栃木の齋藤丈太郎、桐蔭学園の堂薗尚悟、東海大相模の矢澤翼主将、目黒学院の岩崎ヴィージェー純(いずれも2年)らがいた。
続いて、LO(ロック)だ。石見智翠館の山根風雅、國學院栃木の笹本直希 主将、御所実業の服部凰真、目黒学院のフィシャー慶音(いずれも2年)、長崎北陽台の田崎凛太郎(2年)らが目立った。他にも東海大相模の笹部隆毅、中部大春日丘の三治蒼生、初出場の興国(大阪)で身長2mを超えるの馮佳成ら1年生も将来有望だろう。
最後はFL(フランカー)、NO8(ナンバーエイト)のバックロー。FLは昨年に続いて接点での強さを見せつけ、準々決勝でハットトリックを達成したのが桐蔭学園の申驥世 主将(2年)だ。他にも石見智翠館の神保友海、CTBから転向した目黒学院のラトゥ・ガウェインガフォラウ(ともに2年)らがいた。