『冬の花園』での再会を楽しみにしたい、『春の熊谷』で印象に残った選手たち。全国高校選抜ラグビー大会
最後はNO8を見ていきたい。FWの中心であり、スクラムからボールキャリーできることから、各チームの中心選手が多い。石見智翠館の祝原久温 主将、目黒学院のロケティ・ブルースネオル(ともに2年)は強靱な肉体と突破力で大会を大いに盛り上げた。祝原は選抜大会後、HOに専念するという。
他にも決勝で出色の出来を見せた大阪桐蔭の大門一心、桐蔭学園の新里堅志、御所実業の本多守人、東海大相模の藤久保陸(いずれも2年)、中部大春日丘の坂口湊眞(1年)、東海大大阪仰星の駒井良、常翔学園の井本章介 主将、大分東明のガロヴィ・イオセフォ、長崎北陽台の下田秩 主将、東福岡の古田学央 主将(いずれも2年)らがいた。
「白い旋風」こと、大阪桐蔭が実力を発揮した選抜大会となったが、花園まで残り9ヶ月もあり、チームはもちろんのこと、各選手も成長する可能性は十二分にある。選抜大会の経験を糧にして、冬、各選手が東大阪市花園ラグビー場で大きく成長した姿を見たい。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁