【サッカー】C大阪ドロー小菊昭雄監督「残念」開幕6戦無敗も4年ぶり首位奪取ならず
◆明治安田生命J1リーグ第6節 柏1-1C大阪(3日・三協フロンテア柏スタジアム) G大阪はホームで京都とスコアレスドローに終わり、2勝3分けでクラブ記録に並ぶ開幕5戦負けなし。C大阪は敵地で柏と1―1で引き分け、開幕6戦無敗としたが、4年ぶり首位奪取はならなかった。神戸もアウェーで鳥栖と0ー0のドロー。関西4クラブが同日にそろって引き分けたのは初。 桜満開とは、ならなかった。C大阪がアウェーで柏に追いつかれ、4年ぶり首位奪取のチャンスを逃した。首位・町田が広島に敗れたため、勝っていれば2020年第3節以来のJ1首位浮上だったが、1―1ドローで2位から3位に陥落。悔しい引き分けとなり、C大阪の小菊昭雄監督(48)は「勝てなくて残念です」と言葉を詰まらせた。 前半、ペナルティーエリア内でFWレオセアラが倒され、PKを獲得。同19分に自らキッカーを務め、冷静にゴール右下に決めた。6試合連続となる先制点。「PKをしっかり決められて良かった」。全員で抱き合い、喜んだのもつかの間。1分後に失点した。 後半も苦しい展開が続いた。DF登里、毎熊がピッチ中央に入り込み、攻撃を仕掛けるものの、シュートまでは打てない。MF柴山、FW北野、山田ら若手を投入し、流れを呼び込もうとしたが、不発だった。守備では元韓国代表GK金鎮鉉のスーパーセーブに助けられ、ドロー。連勝は3でストップした。 開幕から6戦無敗はクラブ史上最長。勝ち点1を積み上げたが、イレブンは試合終了後、ピッチに倒れ込み、唇を嚙んだ。指揮官は「強度の高い試合になった。攻撃の手応えはある」と前向き。7日の新潟戦で勝利すれば、首位に立つチャンスはある。次節こそ、大輪の桜を咲かせるつもりだ。(森脇 瑠香) 〇…日本代表の森保一監督(55)が視察たのめ柏―C大阪戦を訪れた。U―23日本代表、柏の細谷、関根、C大阪の西尾ら、4日にメンバー発表を控えている選手たちのプレーを確認。15日からのアジア杯も開催地のカタールに足を運ぶことを明かし「オリンピック世代の選手をどうやってA代表の選考になるかを見られたら。あとは日本の応援団の一人として応援したい」とした。また、A代表のC大阪・毎熊については「チーム内での立ち位置が見えた。落ち着いて自信持ってプレーしている。確実に成長している」と評価した。
報知新聞社