渡辺謙、オーディションでハリウッド出演 ギャラは日本と雲泥の差「下手すると半分」
オーデイション後はほとんど連絡なし「一切、話がなかった」
俳優の渡辺謙が15日、TBS系『日曜日の初耳学』(日曜午後10時)に出演し、2003年に公開されたハリウッド映画『ラスト サムライ』の裏話を語った。 【写真】当時は44歳…『ラスト サムライ』に出演した渡辺謙の姿 これまで15作品もの海外映画に携わり、レオナルド・ディカプリオも「素晴らしい演技をする俳優だ。日本の皆さんは彼を誇りに思うべきです」と絶賛。そんな渡辺の名を世界にとどろかせたのが、大ヒットを記録した『ラスト サムライ』だ。この映画で、渡辺は米アカデミー賞の助演男優賞にノミネート。ハリウッドスターの仲間入りを果たした。 当時、渡辺は44歳。既に日本では不動の人気を得ていたものの、出演のきっかけは、なんと「オーディション」だったそうだ。しかも、オーディションの手応えは「あんまりないんですよね」。その上、「無事合格しました。じゃあ、よろしくお願いします」といった連絡はおろか、「いつからいつまで撮影なんで……」といったことも「一切、話がなかった」そうだ。 これにインタビュアーの林修が「向こうの仕事って、すごい厳密な契約書を交わしてからやるっていう印象があるんですけど……」と驚くと、渡辺は「いまだにないですね」と回答。厳密な契約書は「面倒くさい人だけがやるんですよ」とし、「これをやらないとダメとか、これをやってほしいんだよねとか、そういうのがものすごい積まれる人もいる」ものの、「ほとんど僕はないですね。ほぼ仕事が終わる時に『OK、OK』ってサインをする……みたいな」と告げた。 肝心のギャラについては、「もう少し前に分かる」。ただ、当映画に関しては「新人扱い」だったことから、その額は「おかしいじゃん、これ。日本で8か月仕事したら、もうちょっとお金にはなるよね」といったものだったそうだ。「下手すると半分」。それでも、渡辺は「ものすごい大きな、言ってみれば強い名刺を作ってもらった感じですかね」と感謝した。
ENCOUNT編集部