定年後に「再就職」は選ぶべきではない?「再雇用」と比較したメリット・デメリットを解説
定年後に「再就職」は選ぶべきではない?
ここまでの説明にあるように、定年後の再就職と再雇用では、どちらにもメリットとデメリットがあります。再就職では、職務内容や人間関係がリセットされて、新しい気持ちで仕事に臨むことができるため、進取の気性を持っている人には向いているでしょう。 そのような前向きの考えが持てれば、希望する職種や条件に合った求人が少ないことがあっても、逆にやる気が出るはずです。そう考えると、定年後の再就職は選ぶべきではないと一概にはいえず、個人の価値観や生活設計に基づき決めるべき問題といえます。
定年後の就労形態は価値観や生活設計で決めよう
定年後の働き方には、新たなスタートを切る「再就職」と安定を求める「再雇用」の2つの選択肢があります。再就職は新しい環境とチャレンジを提供しますが、求人の選択肢が限られるなどのデメリットもあります。 一方、再雇用は慣れた環境での仕事の継続を可能にしますが、役職や給与の面で妥協が必要になることがあります。どちらの選択肢も一長一短であり、違いを理解したうえで個人の価値観や生活設計に基づいて慎重に選択することが大切です。 出典 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT) 調査シリーズNo.149「中高年齢者の転職・再就職調査」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部