<長澤まさみ>愛を終わらせない方法は「与えること」 実はラブストーリーが苦手 「小っ恥ずかしくて…」
俳優の長澤まさみさんが出演する映画「四月になれば彼女は」(山田智和監督)が3月22日、公開された。結婚を控えながら、「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という謎かけを残して、突然失踪する弥生を演じた長澤さんに、演じた役柄やプライベートについて聞いた。 【写真特集】36歳になった長澤まさみ 「Iラインコーデ」でスレンダーな美しさ 撮り下ろしフォト
◇弥生は「自分が演じるためにある役」 愛を終わらせないためには「与えること」
映画は、小説「世界から猫が消えたなら」や「百花」など、話題作を生み出してきた川村元気さんの同名小説が原作。川村さんとは何度も作品をともにしているが、今回は「当て書きしていただいたような役」と感じた。
「弥生の行動は突拍子もないし、大胆。理解できないことのほうが多いけれど、弥生を演じられたら、もっと深いところに行ける気がしました」
弥生は恋人に言いたいことを我慢して、突拍子もない行動に出るが、長澤さん自身はどうなのだろうか。
「はっきり言えるけど、我慢もしちゃうほうです。でも恋愛に限らず、相手と会話して意思の疎通をするのって大事で、それが思いやりにもなる。我慢してそのまま言えずに終わっちゃうところは今後、改善していきたい」
主演の佐藤健さんとは、CMでの共演はあったものの、作品では初共演。
「実はちゃんとお芝居するのは初めてで、意外な発見もありました。佐藤さんは『いい作品でお客さんに楽しんでもらいたい』というサービス精神が旺盛。私の仕事の価値観も理解してくれ、情が深い方だなと気づきました」
「(『コンフィデンスマンJP』シリーズで演じた)ダー子の時間が長かったので、ラブストーリーは久しぶりかも」という長澤さん。
「ラブストーリーに出演することが昔から多いのですが、どちらかというと苦手なんです。作品で描かれるような出来事を実生活で送ったことがないし、小っ恥ずかしいじゃん!って(笑い)。でも、かなうなら、年齢に応じた恋愛物語を演じられたらうれしい」