<長澤まさみ>愛を終わらせない方法は「与えること」 実はラブストーリーが苦手 「小っ恥ずかしくて…」
長澤さんが考える「愛を終わらせない方法」を聞くと……。
「与えること。求めるだけではバランスが悪くなる。どうしてみんな欲する側になって、相手に求めることばかり考えるんだろう? 愛を注ぐほうを率先してみてもいいんじゃないかな。時と場合によって違うと思うけど、相手と向き合えたら、愛を育てて行く方法も見いだされていくと思います」
◇オンオフの切り替えは苦手 時間がありそうな来年はチャレンジの年に
2000年、12歳で芸能界に入った長澤さん。長く俳優を続けてきて「変わらないこと、変わったことは表裏一体」と振り返る。
「役に向かう姿勢は変わらないけど、今まで演じてきた人間の数に比例して、役に対しての理解などが深くなっているという変化はあります」
作品が始まると、その役柄に集中し、プライベートとの切り替えは苦手なタイプ。
「『はい、きょうの撮影終了』で、切り替えて自分の時間とはなかなかならない。家に帰っても、次の日の撮影のことを考えている。入り込んだほうがやりやすいし、集中したいのでそうしているところもある」
まとまった休みがあると、やっとプライベートモードになれる。今は料理する時間が癒やされるときだという。
「作るのは一般的な家庭料理。得意なのは和食です。ベジファースト、鉄分を多めに、など、ある程度の食事のルールが自分の中にあり、実践しています」
現在36歳。年齢を重ねることへの考えをたずねた。
「20代は覚えなきゃいけないことも多くて、自分の力を思い切り発揮できないという人も多いと思う。30代は自分を扱いやすくなって、いちばん輝く瞬間だと思う。体力などの心配はこれからじゃないかな」
健康に過ごすために意識しているのは、「食生活、運動、睡眠、あとは自分の時間を大事にすること」。自分の時間で新たにチャレンジしたいことを聞くと「ピアノ」と返ってきた。
「今回、ピアノを弾いているシーンがあります。以前、映画『百花』でもお会いした先生に指導を受け、楽器を習うっていいな、と思いました。今年はスケジュール的にちょっと難しそうなので、今年より時間がありそうな来年の目標にして、やりたいことにどんどんチャレンジしたい」