ぼたん鍋だけじゃない…角煮やピザ、カレーパン イノシシ料理最盛期
狩猟が11月中旬に解禁され、兵庫県丹波篠山市周辺ではイノシシ肉を使った料理の本格的なシーズンを迎えた。市内の料理店などで味わうことができる。 【写真】イノシシ肉の角煮。日本酒と一緒に供された=2024年11月30日午後、兵庫県丹波篠山市立町の山里料理「まえ川」、岡田健撮影 イノシシ肉の料理としては「ぼたん鍋」が人気があり、市内の約40店舗で提供されている。各店舗によってだしやみそ、食べ方の違いがあるという。また市内ではソーセージ、ピザ、カレーパンなども食べられる。 豚熱の影響で今年も丹波篠山産のイノシシ肉は市場には出回らないが、西日本各地から市内に集まるという。 市中心部にある山里料理「まえ川」では11月30日、市内の日本酒「秀月」の蔵元「狩場一酒造」のファンが集まるイベントがあり、イノシシ肉の角煮や吸い物が供された。狩場一酒造の岡村寛治さんは「吸い物にはまろやかでやさしい味のお酒を合わせるのがいいと思う。料理によって合うお酒を楽しんでもらえれば」と話した。 イノシシ料理が食べられる飲食店や、肉を買える店の情報は市観光協会(079・506・1535)が発行する冊子「たんばささやまジビエ ぼたんに会ひに」に掲載されている。市公式観光サイト「ぐるり!丹波篠山」からも見られる。(岡田健)
朝日新聞社