巨人Ⅴ奪回へ緊急補強!3A首位打者のモンテス獲得へ ミート力とパワー兼備の27歳 二塁、三塁、遊撃守れる万能内野手
緊急補強で反撃だ!! 巨人が新外国人として、前ロッキーズ傘下3Aアルバカーキのココ・モンテス内野手(27)の獲得に動いていることが28日、分かった。メジャーでは目立った実績はないものの、今季は3Aでリーグトップの打率・335をマークしていた右の強打者。4年ぶりのリーグ優勝に向けて、大きなピースが加わる。 【写真】2試合連続でベンチを温めた巨人・坂本 逆転優勝に向けて、起死回生の一手を打つ。阿部巨人が強打の内野手、モンテスの獲得に乗り出していることが判明した。今季はロッキーズ傘下3Aアルバカーキに所属し、パシフィックコーストリーグで打率トップの・335を記録。出塁率と長打率を足し合わせたOPSは・965に及んでいた右打者。25日(日本時間26日)にチームから退団したことが発表されていた。 米フロリダ州出身の27歳。2018年にプロ入りし、昨季はメジャーデビューも果たしたが、18試合で打率・184、1本塁打、3打点と定着には至らず。しかし、3Aでは22年から2年連続で20本塁打以上(20本、22本)を放ち、今季も64試合に出場し、高打率に加えて9本塁打、47打点と力強さを見せていた。 米国では二塁を中心に三塁、遊撃を守った内野のユーティリティー選手でもある。巨人の内野陣は開幕前の構想が崩れており、守備面でも補強ポイントに合致した。昨季終盤に正遊撃手となった2年目の門脇は攻守に不振に陥り、5月中旬からドラフト4位・泉口(NTT西日本)と併用されているが、どちらも打率2割前後と打力不足は否めない。 また正三塁手の坂本は6月の月間成績が打率・159、1本塁打と本調子から程遠く、出場選手登録を抹消され、27日からファームで再調整。阿部監督は「最短10日で戻ってきてほしいけど、もう1回やり直して、いい状態で」と話し、復帰時期は不透明だ。現在、三塁には一塁から岡本和が回り、捕手の大城卓が慣れない一塁守備に就く緊急シフトで戦っている。ここに遊撃、三塁を守れるモンテスが加われば戦力の厚みが増す。 新助っ人に最も期待されるのは打棒だ。阿部監督は常日頃から「投手は何も責められない」と攻撃面を課題に挙げている。28日の試合前時点でチーム打率・233はリーグ4位。モンテスには打線の起爆剤として期待がかかる。来日は秒読み段階。4年ぶりの優勝を目指すリーグ戦後半へ、緊急補強で巨人が勢いづく。