バイクにより安全な未来を。ボッシュがEICMA2024で「ABSi」を発表
ドイツ初のBOSCH(ボッシュ)は、2024年のEICMAで、より安全で効率的にバイクを楽しむための新しいイノベーションとして「ABSi」を発表した。 【画像】「ABSi」の機能をギャラリーで見る(5枚) 文/Webikeプラス 編集部
慣性計測ユニットを一体化したABS「ABSi」
2023年に小型バイク向けのモーターサイクル・スタビリティ・コントロール(MSC)を導入したボッシュは、さまざまなセグメントのより多くのバイクにMSCの採用を促進する次のステップとして「ABSi」を発表した。この新しいシステムは、慣性計測ユニットを統合したABSで、この2つの製品を組み合わせることで外部計測ユニットが不要となり、必要なワイヤーハーネスも削減できるという利点から複雑さが軽減されるとのことだ。
6件に1件の事故を防止できる可能性を秘めた二輪車向け安全支援技術「ARAS」
事故のない運転というビジョンを実現する上で重要な役割を果す、ボッシュが開発した新システム「ARAS(Advanced Rider Assistance System/二輪車向け安全支援技術)」。 MSCを主要コンポーネントとする6つの新機能(うち世界初の機能5つ)が提供される。 <フロント> ・アダプティブクルーズコントロール・ストップ&ゴー(ACC S&G) ・グループライドアシスト(GRA) ・ライディングディスタンスアシスト(RDA) ・エマージェンシーブレーキアシスト(EBA) <リア> ・リアディスタンスワーニング(RDW) ・リアコリジョンワーニング(RCW) これらの機能により、ボッシュはさらなる走行の快適性を実現し、必要な場所での安全性と利便性の向上に貢献することだろう。
Webikeプラス編集部