立山が初冠雪 観測史上2番目の遅さ
富山地方気象台は8日、北アルプス・立山(標高3015㍍)の初冠雪を観測したと発表した。昨年より31日、平年よりも27日遅かった。富山地方気象台によると、1939(昭和14)年の観測開始以降、77(昭和52)年の11月9日に次いで2番目に遅かった。石川・岐阜両県などにまたがる白山(2702メートル)でも8日、初冠雪が観測され、昨年より31日、平年より18日遅い。 ●海王丸と競演 射水市の海王丸パークでは、雪化粧した立山連峰と帆船海王丸が青空にくっきりと映え、観光客が雄大な景色を楽しんだ。 8日の富山県内は高気圧に覆われて晴れ、最高気温は富山市中心部と同市秋ケ島(富山空港)で15・6度となった。最低気温は氷見市で1・9度、上市町で2・3度など全10観測地点で今季最低となった。9日も引き続き晴れる。