一括とローンどっちが多い? バイクを購入する際の支払い方法
バイクを購入する場合、一括購入は約9割、ローンで購入は約1割
バイクを購入する場合、現金一括で支払う方法と、金融機関からお金を借りて毎月決められた金額を返済していくローン支払い、つまり分割払いのふたつの方法があります。 【画像】バイクを購入する際の支払い方法の選択肢を画像で見る(10枚) 一括購入は、金利の支払いがないためローンを組むよりも総支払額を抑えられるのが1番のメリット。一方、ローン支払いは、金利の分だけ総支払額は高くなりますが、購入時にまとまった金額を用意できなくても購入でき、その分をバイク用品や任意保険の加入などの費用に充てることができるといったメリットもあります。 ではバイクを購入する場合、一括とローンそれぞれの割合はどれくらいなのでしょうか。
一般社団法人日本自動車工業会が発表した2023年度二輪車市場動向調査によると、バイクを購入する際の支払い方法は一括が89%、分割つまりローン支払いが10%と言う結果が出ています。 さらに性別で見ると、女性に比べると男性の方がローンで支払う人が多いという結果に。加えて、車両本体価格が比較的安い原付一種、原付二種では、一括払いの割合が高く、軽二輪以上ではローン支払いの割合が高い結果です。 大型バイクを所有するのは、女性よりも男性の方が多いことから、男性の方がローン支払いを利用する割合が高いというのは納得のいく結果と言えるでしょう。 補足ですが、クルマの場合、ローンで支払う人は3割から4割程度いるそう。高額な買い物であるほどローンを利用する傾向にある事が分かります。
何を基準に選べば良い? 様々あるローンの選び方
ローンを組む場合、お金を借りる窓口は銀行だけではありません。銀行のマイカーローンの他にも、信販会社ローンやディーラーローンなども用意されているため、それぞれの特徴を理解し、自分に合ったローンを選ぶ事が重要です。
たとえば銀行のマイカーローンは、金利が低いことが特徴。ローン審査は厳しく、収入が不安定であったり、収入に見合わない金額を借りようとすると、審査に通らないこともあります。また、審査には時間が掛かる場合が多く、銀行によっては2週間ほど要する事も。 一方の信販会社ローンは、バイクショップと提携する信販会社が提供するローン。バイクショップを通して簡単に手続きをすることができ、審査基準も厳しくありません。審査期間も短く、即日結果が出ることもありますが、金利は銀行のローンに比べると高めです。 そしてディーラーローンは、その名の通りディーラーで組むローンですが、実際には提携する信販会社や保証会社からの借り入れとなります。その多くは信販会社を通しているため、信販会社ローンとディーラーローンの実態はほとんど同じ。審査は比較的通りやすく、審査期間も短めです。 また金利は高く設定されていますが、低金利キャンペーンがおこなわれることがあるので、タイミングによってはお得になるでしょう。