【南海トラフ】巨大地震に備え…「地盤が弱い」突っ張り棒で家具固定など対策 最大震度6弱揺れ想定の諏訪市 液状化被害の懸念も
「巨大地震注意」の発表を受け、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されている長野県内の自治体も対応に追われています。 【画像】南海トラフ「巨大地震」 被害シミュレーション 諏訪市は9日朝、市の担当者を集めた会議を開いて対応を確認しました。 諏訪市・金子ゆかり市長: 「『巨大地震注意』は今までにない初めての経験となります。地震に対して市民の命と財産をどれだけ守り切れるか」 諏訪市では最大震度6弱の揺れが想定されています。揺れや土砂災害などで建物被害は1450棟に上り、死者も「わずか」に出るとされています。 また、地盤が緩い場所が多く、液状化の被害も懸念されています。 市民: 「地盤が弱いということで、これからどうなるか心配」 城南地区に住む藤森和次さん(88)。家の中を見せてもらうと、多くの家具が備え付けとなっていて、備え付けでない本棚もしっかり突っ張り棒で固定していました。 藤森和次さん: 「地盤が悪いからどうしようもない。みんな天井まで固定しているから倒れるということはたぶんないと思う」 また、避難する際の荷物をリュックにまとめてあり、持ち出し用のガスコンロも用意しています。 藤森和次さん: 「次(の地震)に備えなきゃいけない。(「巨大地震注意」が発表されて)本当に人ごとではなくなった」
長野放送