ペットの屋内飼いに思わぬ危険 イヌがコンロ点火・ネコの尿で電気ショート…火災も多数報告
メ~テレ(名古屋テレビ)
新型コロナの影響などで、ペットを室内で飼う人が増えています。ペットの思わぬ行動が原因で、火事を伴う事故も発生しています。 製品評価技術基盤機構(NITE)が行った、2年前に愛知県で起きた事故の再現映像です。 事務所で留守番をするイヌが、キッチンのガスコンロの上から漂うにおいに興味を持ちました。 前足をコンロに乗せてのぞき込んでいた、その時── 無人の室内でガスコンロが点火。回りに置かれていた樹脂製の容器などに引火しました。異常に気づいた関係者が火を消して、大事には至らなかったといいます。
バッテリーをかむことで発火も
NITEによりますと、2022年までの過去10年間で、ペットによる火災を伴う事故は61件報告されています。そのうち約9割の54件が火事に至っています。 ペットはそれぞれ動物特有の行動をするため、思わぬ事態を起こすことがあります。 イヌは物をかむ習性があります。リチウムイオンバッテリーをかむことで、製品が変形して発火して床を焦がした、という事故も報告されています。
事故防止のポイントは──
ネコは、高い所に登る行動があります。IHコンロのスイッチを押してしまったり、棚の上などに置いた電化製品に尿をかけてショートさせたりして、事故につながったことも。登った拍子に、室内干しの洗濯物をストーブの上に落とす危険もあります。 NITEは、ペットの事故を防ぐためのポイントとして、出掛ける前にはガスの元栓を閉めスイッチをロックさせることや、電化製品は主電源を切ること、また、ペットをケージに入れることなどを挙げています。 (3月28日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)