日韓高速船「クイーンビートル」来年1月も運休…浸水隠し問題長引き、再開の見通し立たず
JR九州高速船(福岡市)が博多港と韓国・釜山(プサン)港を結ぶ旅客船「クイーンビートル」の浸水を隠して3か月以上運航を続けた問題で、同社は3日、来年1月も運休を続けると発表した。再開の見通しが立っていないためとしており、2月以降の運航も未定。 【写真】博多―韓国・ 釜山 港を結ぶ旅客船「クイーンビートル」
浸水隠蔽(いんぺい)問題を受け、船は8月13日から運休しており、同社は年内の運休を発表していた。親会社のJR九州は船体の補強対策を行うことにしており、古宮洋二社長は「ハード対策には時間がかかる。再開には社員の安全意識の向上も必要だ」との考えを示している。
一方、福岡海上保安部は船舶安全法違反などの容疑で捜査を続けている。