【密着】捨てられるはずの廃材を絵の具に変えて、アートを生み出す画家の娘へ届ける父の想い
廃材を通して絵を描き続ける娘へ、父からの届け物は―
最初は「絵で生活できているのか」と心配していた父・哲彦さん。だが、娘の活動を見るにつれ「親から言うのもおかしいですが、素晴らしいなと思います。感動させる以上に、社会に対して訴える力を持っているのがプラスアルファですごいなと思いますね」とその姿勢に称賛をおくる。 廃材を通し、そこに携わる人々の幸せを願って絵を描き続ける娘へ、届け物は父が描いた綾海さんの似顔絵。実は哲彦さんはかつて芸術家を志すも、家族を養うことを第一に考え道を諦めたという。その後、自身が白血病にかかったときには小学生の綾海さんが描いてくれた絵に生きる力をもらったといい、今度は娘の幸せを願って自ら筆をとったのだった。父の想いをくみ取った綾海さんの瞳からは涙がこぼれる。そして、「やっぱり、人を幸せにするための絵はずっと描きたいですね」と、揺るぎない信念を改めて語るのだった。 (読売テレビ「グッと!地球便」2024年9月15日放送)
読売テレビ「グッと!地球便」