ロッテのサイ・ヤング賞左腕カイケル、5回3安打2失点で降板 勝敗付かずも上々のデビュー登板
「ソフトバンク-ロッテ」(17日、みずほペイペイドーム) 元サイ・ヤング賞左腕、ロッテのダラス・カイケル投手が来日初先発し、5回73球を投げ、3安打2四球2失点3三振で降板した。 初回1死から今宮に左越えの二塁打を許すと、柳町に中前適時打を浴びて初失点。続く山川にも右中間にはじき返される適時二塁打でいきなり2点を失った。 二回に中村奨の2ランで同点に追いついてもらうと、変化球を巧みに操り立ち直った。二回を三者凡退に抑えると、三回も2死から四球で走者を許したが、山川をカットボールで空振りの三振に斬った。 四回は三者凡退、五回は先頭の石塚を四球で歩かせたが、後続を打ち取り、この回も「0」を並べた。 身長190・5センチ、体重93キロの巨漢左腕のカイケルは、2012年にアストロズでメジャーデビュー。15年には、20勝8敗の好成績でサイ・ヤング賞に輝いた。今季はブルワーズでプレーし、メジャー通算103勝92敗、防御率4・04をマークしている。