玉川徹さん、斎藤元彦知事陣営のSNS運用で私見 「単なる承認欲求じゃないでしょう」
3日放送のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」は、兵庫県知事選で再選した斎藤元彦知事陣営のSNS運用を巡り、元東京地検検事の郷原信郎弁護士と神戸学院大の上脇博之教授が斎藤知事を告発したニュースを特集。コメンテーターで、元テレビ朝日社員の玉川徹さんが私見を述べた。 ◆斎藤元彦知事、車内ショット【写真】 この問題を巡っては、知事選後の11月20日、PR会社の代表が斎藤知事陣営の「広報全般」を担っていたと、投稿サイト「note」に投稿。その後、違法性を指摘するコメントがSNS上などで相次いだが、斎藤知事は違法性を否定している。 上脇教授と郷原弁護士は、斎藤知事がPR会社に選挙運動の報酬を支払った疑いがあるとして、斎藤知事について公職選挙法違反(買収)の疑いでの告発状を神戸地検と兵庫県警に送ったことを2日に明らかにした。 番組では、告発状を引用する形で、斎藤陣営の選対の中心メンバーだった西宮市議のX(旧ツイッター)の投稿を紹介。この西宮市議は11月19日、「陣営側としてSNSをお願いしていた方はお一人のみです」「ご本人から承諾を頂きましたのでお伝えすると下記の方です!」とポストし、PR会社の代表のインスタグラムを引用。PR会社の代表がnoteに投稿した後には、代表のnoteを引用ポストし、「裏話?等、詳しく書いているので是非ご覧ください」とXで紹介していたことを報じた。 玉川さんは「郷原弁護士に聞いたんですよね」と前置きし、「ポイントになるのは、PR会社の社長がnoteに投稿した内容の真実性」と指摘。「noteをPR会社の社長さんが承認欲求でやってんじゃないかという話があったんですけど、そうじゃなくて」と述べ、PR会社の代表が個人的な”承認欲求”から勝手に投稿したのではないと主張した。 そして「それ(noteの投稿)を出す前段があって、選対の市議がこういうふうな経緯のもとに紹介しますと言った後にnoteの投稿がされている。投稿された後に『裏話詳しく書いているのでご覧ください』とか言っているわけです」と解説。 「そうすると、noteの内容を見た上で、選対メンバーの市議が『見てください』とわざわざと言っているわけですよ。そうなると、単なる承認欲求じゃないでしょうと。選対に関わっていた人たちも含んで、あの内容(note)を認めているからこそ、見てくださいという話。ということは、一定の真実性があると考えられるんじゃないですか」と指摘した。
中日スポーツ