米国株は「終わりの始まり」が近い!?投信残高「過去最高」でも専門家が懸念するワケ
● 儲かるテーマは移り変わる マネー専門家が “米国株の次”に注目するのは? ここまで見てきたように、時代とともに儲かるテーマは移り変わります。 例えば、1990年初頭。この頃は、日本株に投資しないでどこに投資するのか、といった状況でした。そんなときにBRICS投資を考えた人はどれだけいたでしょうか。 そして10年後の2000年代。このときはBRICS投資が大ブームとなりました。こんなときに米国株に投資すべきといった人はほぼいませんでした。そして現在――。 今、「米国株投資をやめて、他の国の株式に投資しましょう」と言ったところで笑われてしまいそうです。しかし、「人の行く裏に道あり花の山」なのです。 私は具体的には日本株、そしてグローバルサウスの中から、“10年後のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)”が登場してくると考えています。その中から、米国株に代わるものをピックアップして投資していきたいという考えです。 少なくとも、米国株式に関しては今後停滞、もしくは下落する可能性が高く、大きな調整(下落)なくしては買えないのではないかと思います。 ※本稿は筆者の見解です。投資の判断については、さまざまな情報を加味した上で、自己責任で行ってください。
江幡吉昭