ロイヤルHDが大阪・関西万博の会場にレストラン出店…1970年「大阪万博」経験生かし多国籍メニュー
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルホールディングス(HD、福岡市)は、2025年大阪・関西万博の会場にレストランを出店すると発表した。1970年の大阪万博でも飲食店を運営しており、当時の経験と国内600店以上を運営するノウハウを生かし、多国籍メニューを提供する。 【写真】ロイヤルHDが大阪・関西万博の会場内に出店するレストランのイメージ(同社提供)
会場内で国際交流拠点と位置付けられる施設の2階に「ラウンジ&ダイニング」の名称でコカ・コーラボトラーズジャパンと協業して出店する。店舗面積は約980平方メートルで、260席を用意する。
各国の料理をビュッフェ形式で出す「ダイニングエリア」や、すしと鉄板焼きを提供する「カウンターエリア」、各国の招待客や来賓の接待もできる個室の「レセプションルーム」を設ける。ビーガン(完全菜食主義者)やイスラム教の戒律に沿うハラールに対応したメニューも用意する。
ロイヤルHDと万博の関係は深い。70年の大阪万博にはレストランなど4店を出店して人気を博した。前年に完成していた福岡市のセントラルキッチン(集中調理工場)から具材を運び、その後、ロイヤルホストを全国展開するきっかけとなった。2005年の愛知万博にも従業員向けの食堂を出している。