<ルックバック>最後の入場者特典 藤本タツキ×押山清高監督描き下ろしコラボ色紙 東京国際映画祭への正式出品も
「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」(押山清高監督)の第5弾にして最後の入場者特典として、原作者の藤本さんと押山監督による描き下ろしコラボ複製色紙が、10月4日からプレゼントされることが分かった。藤野と京本が描かれた色紙で、藤本さんが4コマを描いている藤野、押山監督が藤野のマンガを楽しそうに見つめる姿がチャーミングな京本をそれぞれ描いた。 【写真特集】「ルックバック」AIでは表現できない線 人間が描く意味とは? 監督インタビュー
「ルックバック」が、10月28日から開催される「第37回東京国際映画祭(TIFF)」のアニメーション部門に正式出品されることも分かった。角川シネマ有楽町(東京都千代田区)で11月2日、TOHOシネマズ日比谷(同)で11月3日に特別上映される。11月2日には、舞台あいさつが実施され、押山監督、主人公の藤野の声優を務めた河合優実さん、京本役の吉田美月喜さんが登壇する。
「ルックバック」は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で2021年7月に発表され、初日に250万以上の閲覧数を記録。「このマンガがすごい!2022」のオトコ編の1位に選ばれ、「マンガ大賞2022」にノミネートされたことも話題になった。マンガへのひたむきな思いが二人の少女をつなげるが、全てを打ち砕く出来事が起きる……というストーリー。学生新聞で4コママンガを連載している小学4年生の藤野は、クラスメートから絶賛されていたが、「不登校の同級生・京本の4コマを載せたい」と先生から告げられることになる。
アニメは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わってきた押山さんが監督を務め、脚本、キャラクターデザインも担当する。押山さんが代表を務めるスタジオドリアンがアニメを制作する。
6月28日に119館で公開され、公開初週の興行収入ランキングで1位を記録。大規模の上映ではないにもかかわらず、口コミで広がり、8月18日には観客動員数が100万人を突破するなどヒットしている。