共和党指名、トランプ氏優勢保つ 24日、南部州初の予備選
【ジョージタウン共同】米大統領選の共和党候補指名争いは、保守色が強い南部で初となるサウスカロライナ州予備選が24日に開かれる。各種世論調査では、初戦から負けなしのトランプ前大統領が優勢を保っており、同州が地元のヘイリー元国連大使がどこまで迫れるかが焦点だ。 ヘイリー氏は2011~17年に同州知事を務めた。知名度は高いが、マクマスター現知事や同州選出議員の大部分がトランプ氏支持に回ったため苦戦している。 指名獲得を早く確実にしたいトランプ氏陣営からの撤退圧力が強まる中、ヘイリー氏は地元で惨敗すれば窮地に追い込まれるが、「有権者の多くはトランプ氏とバイデン大統領による本選を望んでいない」とし、選挙戦に踏みとどまる意向を示している。 ヘイリー氏は22日、同州ジョージタウンなどを回り、本選で勝てる共和党候補を指名すべきだと強調した。「私の支持率は全世論調査でバイデン氏を上回っている」とアピール。穏健派の取り込みを図った。