越中詩郎 自著の出版記念会で熊本旅館破壊事件を回顧「300万円の請求書を見た坂口さんが…」
侍戦士・越中詩郎(66)が8日、「グッドストック・トーキョー」(東京・大田区)で行われた自身の著書「侍レスラーの反骨のプロレス熱闘記」(青春出版社)の出版記念会に参加した。 【写真】ゲストで登場したなぎら健壱 ゲストにフォークシンガーのなぎら健壱や落語家の金原亭世之介、プロレスラーの雷神矢口もミュージシャンとして参加し、記念会を盛り上げた。 トークショーの中で越中は「プロレスに入った時から、トントン拍子にいったわけじゃないので。つらい時期とか苦しい時期とかの方が多かったので、45年もまさかリングに立っているとは夢にも思わなかった」と、今年デビュー45周年を迎えたプロレスラー人生を振り返った。 1979年3月に全日本プロレスでデビューし、新日本プロレス、WJプロレスなどで活躍した越中にとって、忘れられない思い出が新日本時代に起こった「旅館破壊事件」(87年1月23日、熊本・水俣市)だ。新日勢と前田日明らUWF勢との飲み会が大荒れとなった、あの事件だ。 越中は「旅館1軒ぶっ壊したんだから忘れられないよね。1週間後に熊本の旅館から請求書が届いたんだけど、その当時で300万円くらいの請求書だった。それを見た坂口(征二)さんが『ああ、安かったな』って言ったんですよ」と明かし、集まったファンを笑わせた。 2時間の出版記念会は最後まで大盛況で、笑顔でファンを見送った越中は「たくさんの人が来てくれて感謝しかないですね。内容も面白いので、多くの方に読んでもらいたいです。45周年を迎えましたが、まだまだ頑張っていきたいね。まだまだやってやるって!」と語った。
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