北朝鮮ミサイルにどう備える? 核シェルター建設の問い合わせが増加中
核シェルターを作るにはどの程度の費用がかかるのだろうか? モデルルームと同程度の核シェルターをつくるとなると地下室の建設と合わせて2500万円程度はかかるとのことだが、シェルターの大きさや既存の地下室や施設を利用するケースなど形態はさまざまのため建設費用はケースによって異なるとのこと。 自室などにAndair社の空気清浄機のみ設置する場合は施工費を含めて200万円程度で可能だという。同社では注文を受ける際は、何から何をどの程度守る核シェルターなのか、家族を守るための核シェルターなのか他の人も含むのか、放射能汚染のリスクがどの程度あるのかなど詳しくヒアリングをした上で、建設の提案をしている。 櫻井氏によると、国内で核シェルターを扱う業者は限られており、放射能で汚染された空気の清浄機などの製品もスイスやイスラエルなど海外メーカーに頼らざるをえないという。「当社では、もともと防災意識の延長として核シェルターを扱ってきましたが、これまでは『なんでそんな物を?』といった反応でした。しかし国際情勢を反映して核シェルターに対する見方、意識が変わりつつある気がします」と話す。日本に深刻な影を落としている北朝鮮の核。日本の核シェルターは、今後、一般住宅などに普及していくことになるのだろうか?