「先月も食費は追加で渡したよな? おまえ、ヤバくない?」と責めてくる夫…「エンゲル係数」急上昇による「働く母」の苦悩とは
「子供はすぐお腹が空いちゃうので、菓子パンなどもいつも多めに買ってありますし、塾に送っていく途中でスーパーやコンビニでポテサラなどの惣菜を買い与えることも多いです。出来合いのポテサラも1.5倍くらい高くなっているし、そのせいもあって、食費はなかなか抑えることができません」 どうしても夕食を作れない時は、子供たちと理香子さんで外食してくることもある。 「このところの物価高で、夫には毎月追加の生活費をもらうことが多いのですが、先月も食費が大幅にオーバーしてしまい、月の終盤に2万円追加してもらっちゃって」 しかし、その後さらに足りなくなって5000円を追加で出してもらうことに… 「ダンナにレシートをチェックされて『何が物価高だよ、外食やめろよ』とか『菓子パンと惣菜買い過ぎ。ポテサラぐらい自分で作れよ。手作りの方が安く済むだろ!』ってめっちゃ怒られました」 夫は手作り=節約と思っているようだが、今やキュウリもハムも贅沢品、と理香子さん。 「そもそもこっちもクソ忙しいので、全部イチから手作りとかムリ。仕事終わってからノンストップで子供の送迎や洗濯物の片付け、お風呂の支度も全部1人でこなすんですよ。やれるもんならお前がやってみろって感じ!」 令和の米騒動と呼ばれた米の品薄問題や価格高騰も未だ尾を引いている。 「いま10キロ7000円から8000円くらいしますが、うちは10キロで1か月は全然持たないのでキツいです!『食材が高い時期はお米をたくさん食べてね』も今は通用しません」 物価が安定していた頃は、ご飯を炊き、サラダや小鉢料理だけ簡単に作って、あとは出来合いの惣菜を並べて夕食にすることも多かったという理香子さんだが、最近はそれもままならない。 「安くて美味しいと評判の近所のスーパーの惣菜コーナーが、今、殺伐とした雰囲気になってるんです」 以前は誰もが笑顔で買い物をしていたスーパーの人気惣菜コーナーの変わり果てた姿とは?後編に続く。 取材・文/中小林亜紀 写真/Getty Images
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