はやぶさ2撮影小惑星画像をJAXAが説明(全文1)科学的には意外な形だった
小惑星探査機「はやぶさ2」が撮影した小惑星「Ryugu」(リュウグウ)の画像について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の吉川真(まこと)ミッションマネージャが21日午後2時から記者会見し、リュウグウの形状などについて画像から分かってきたことを報告した。 はやぶさ2は、27日前後のリュウグウ到着に向けて順調に接近しつつある。搭載する望遠の光学航法カメラで随時リュウグウの撮影を行っており、17日と18日にはそれぞれリュウグウから約330キロ、約240キロの距離から撮影を試みている。 ■登壇者 JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム ミッションマネージャ吉川真氏(同研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】より接近した小惑星の姿は? はやぶさ2撮影画像でJAXAが会見」に対応しております。
本日の正午現在、リュウグウまでの距離は76キロメートル 到着予定日は6月27日前後
司会:本日は質疑応答機会にお集まりいただきありがとうございます。定刻になりましたので、小惑星探査機「はやぶさ2」の取得画像に関する質疑応答機会を開始させていただきます。まず初めにJAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチームミッションマネージャ吉川真より取得画像について説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 吉川:よろしくお願いいたします。では、本日もたくさんいらしていただきまして、どうもありがとうございました。今日は質疑ということで、主には皆さんからのご質問をお伺いしますけれども、最初に簡単に私のほうから今日の資料というか画像をお見せしたいと思います。 今日の目的はもうまさに最新の画像をご紹介するということになります。で、その前に現状の「はやぶさ2」なんですが、本日現在で本日の正午現在でだいたいリュウグウまでの距離が76キロメートルということになっております。で、あと相対速度ですね。リュウグウに対する速度、リュウグウに接近する速度が秒速0.4メートルということで、これはもう、人が歩く速度よりも遅い速度になっているということですね。今後さらにこの速度は小さくなっていくということになります。これまで6回のTCM、軌道制御というのをやってまして全て予定どおりです。残りあと4回を行いますといよいよ到着という状況です。で、到着予定日は前回ご説明しましたように、6月27日前後ということでこれは今のところ変更はありません。