【NFL】“ひどい”ゴール前オフェンスの改善に乗り出すブロンコスHCペイトン
ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンはデンバー・ブロンコスでの2年目を迎えるにあたり、昨年のひどいレッドゾーンオフェンス、特にエンドゾーン付近での攻撃を含め、改善すべき点が多いことを認識している。ペイトンHCは現地5日(月)にブロンコスのレッドゾーンでの攻撃を“ひどい”と評し、次のように述べた。
「(非難すべき)点はいくつもあるが、コーチとしてもっといい仕事をしなければならない。われわれは9ヤードライン以内での第1ダウンの状況について話していたが、そこではもっといい仕事をしなければならないし、そうするつもりだ。複合的な要因がある。もしわれわれが過去にさかのぼって自己分析を行えば、うまくできなかった11の要因を挙げることができるだろう」
『TruMedia(トゥルーメディア)』によると、ブロンコスは昨シーズン、レッドゾーンでの効率で20位だったが、その数字はゴール前の状況では30位に急落したという。ブロンコスはあらゆる面で苦戦していた。ハドルからの迅速な離脱、ランブロック、パスプロテクション、ショートヤードの場面での非効率的なランプレー、レシーバーの見逃しなど、その問題は数多くある。
ペイトンHCが率いるオフェンスは、ニューオーリンズ・セインツ時代には常にレッドゾーンで輝いていただけに、ゴール前の問題は異例だった。
問題の一部は、昨季にレッドゾーンでのプレーでペイトンHCから怒りを買ったクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンに責任があるかもしれない。しかし、強力なラン攻撃の欠如がより大きな原因である可能性が高い。ブロンコスは昨シーズン、敵陣エンドゾーン付近でのラン効率でリーグ30位だった。『The Athletic(ジ・アスレチック)』によれば、前年の負傷からの復帰で苦戦した先発ランニングバック(RB)ジャボンテ・ウィリアムズはゴール前の16回のラン攻撃でわずか15ヤードしか獲得できなかったという。