J1復帰かかる昇格POは“9連勝”の延長線上…山形の渡邉晋監督&南秀仁がホーム準決勝へ意欲「引き分けOKは考えない」「我々の背中には2万人のサポーター」
モンテディオ山形の渡邉晋監督、MF南秀仁が、12月1日開催のJ1昇格プレーオフ準決勝・ファジアーノ岡山戦(H)へ意気込んだ。 J1復帰を目指す1年、前半戦の停滞からグングン状態を上げ、9連勝でレギュラーシーズンを締めくくった山形。最終節で4位に浮上し、岡山と対戦する昇格PO準決勝はホーム開催となった。 就任2年目の渡邉監督は「最終節が終わって2週間ちょっと…寒いなかで日々を過ごしていますが、選手たちの熱気で良いトレーニングができています。当初の目標『優勝』には届かずも、昇格へ可能性を残すなか、なんとしてでも2試合勝ってJ1へ上がりたいですね」と意欲。 キャプテン南も「良い時も悪い時もあったなか、チーム全員で掴んだこの舞台。J1昇格のために全員で取り組んでいます。ゼッタイに上へ上がりたい」と闘志。山形がJ1を離れて9年…J1は在籍8年の南自身もまだ見ぬ舞台である。 指揮官は準決勝で対戦する岡山について「攻守とも矢印が明確。高い位置からのプレッシングも強烈ですし、自陣でガッチリ守る手堅さもある」とコメント。ホーム開催の山形は引き分けでも第一関門突破だが、戦い方やいかに。 「岡山さんの特徴を把握した上で、これらをトレーニングに落とし込んでいく。どのように戦うかは、当日観ていただけたらと思います。引き分けでも勝利とはなりますが、この点は意識していません。POまで来られたのは、目の前の試合で勝つことだけを考えて9連勝したから。今回のPOも、その延長線上となります」 「岡山との違いがあるとすれば、我々の背中には、2万人の青と白のサポーターがいるということ。彼らの力を借り、強さを発揮したい」 また、南は現在のチーム状態に言及。「雰囲気はとても良い。ピッチ内では互いに要求しあいますし、ピッチを離れれば皆で仲良く。これまで何度かPOを戦いましたが、雰囲気は今回が最も良いと思います」とした。 雰囲気については渡邉監督も「落ち着きながらも締まった空気感があります。キャプテン(南)が言ったように、リラックスするところはリラックスして、という感じですね。山形がひとつになった雰囲気を感じます」と補足した。 2015年以来となるJ1復帰へ。モンテディオ山形のラストスパートが始まる。 ◆J1昇格プレーオフ準決勝 12月1日(日) 14:00KO モンテディオ山形 vs ファジアーノ岡山 NDソフトスタジアム山形(山形県天童市)
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