初期モデルならではの仕様となるZ432【2】「程度のよいクルマが見つからず、諦めかけたら、ベース車両から造ることを提案されました」
シリーズ:初期モデルならではの仕様となるZ432【2】 1969年式 日産 フェアレディZ432 【画像17枚】標準の手曲げエキパイがハイパワーを象徴する。フェンダーボディ側にある燃料チューブをエキパイの熱から保護するため、極初期モデルのみ遮熱プレートが付いている。チョークレバーとスロットルレバーが並ぶコンソールのある室内。形状や描かれたマークなどが年代によって異なる 初めて手に入れたフェアレディZは中古車雑誌で見つけた240Zだった。幼いころ眺めていた中古車店での記憶がよみがえり、ちょうど2ドアクーペへの興味を募らせていた時期でもあった。 外回りの仕事中に見つけた、何台ものフェアレディZが止まっている工場で安藤さんと出会った。 手に入れたクルマは、キャブレター交換、エンジンボアアップなど、手を入れたりして、モディファイを楽しんだ。その姿を見たTAオートの安藤氏から紹介されたのが2台目となるフェアレディ240ZG。 しかし、このクルマは地方への転勤の際に手放すことに。それから2年、再び転勤で関東に戻ってくると、転機が訪れた。 「もらい事故にあってしまいまして、クルマを全損しました。次のクルマはやはりS30Zに乗りたいと思い、安藤さんに相談しました。程度のよいクルマが見つからず、諦めかけたら、ベース車両から造ることを提案されました」 初出:ノスタルジックヒーロー vol.144 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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