「JO1といったらライブ」その未来のために打ち立てた『JO1DER SHOW』。與那城奨「ここから世界に羽ばたいていきます」
大平祥生「過去イチのライブだと思ってる」
アンコールで與那城が「ここで発表がございます」と言うと、ビジョンに初のワールドツアーの情報が映し出された。世界最⼤のライブエンターテインメント企業であるLive Nation Entertainmentの⽇本法⼈「ライブネーション・ジャパン」と⽇本⼈アーティスト初となる包括的グローバル・パートナーシップを結び、2025年2⽉から『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』を開催することが発表された。映像が映るなかで佐藤が腕立て伏せをして、笑いを巻き起こしていたのがさすがだった。 2月15日の台北公演からスタートし、アジア、北⽶を含む6都市全7公演のワールドツアー。「JO1、世界へ」という文字が映し出され、與那城が「みんな拍手!!」と言うと、メンバーは腕を突き上げたりしながら、興奮をあらわに。 佐藤は「筋トレのメニューを2倍にする」と気合いじゅうぶん。木全が「JAMが喜んでる声を聞くときますよね。マジでいつも泣ける」と言えば、川尻が「みなさん……というか、あなたのおかげです!」と言って感謝を伝えた。 そして與那城が、「ここからJO1、世界に羽ばたいていきます。厳しい道のりだと思いますが、JO1とJAMのみなさん、力を合わせてがんばっていきましょう!」と宣言。 「JO1DER SHOW」を新たに打ち立てたのは本格的な世界進出に向けて、自らの背中を押す意味合いもあるのだろう。複数の新たな試みからは、JO1ならではのエンタテインメントの濃度を上げて世界に羽ばたこうという気概が漲っていた。 大平がライブ中に「僕的には(今回のライブは)過去イチのライブだと思ってる」と言い切っていたが、「JO1といったらライブ」という未来に向けて大きく歩を進めたことが強く伝わってきた。
文=小松香里