早くも当確!? 山川穂高“史上初”となるパ・リーグ2球団での本塁打王なるか?
山川 穂高(中部商出身/ソフトバンク)のあたりが止まらない。8月24日時点(以下同)で8月の月間成績は打率.313(83-26)、10本塁打、21打点、OPS1.099と圧倒的だ。 【一覧】本塁打王獲得回数 本塁打数を見ると6月は0本だったが、7月に6本放つと8月はさらに増加。8月15日の西武戦では1試合3本塁打を放つなど、すでに10本塁打。西武時代の2019年5月以来4度目となる月間2桁本塁打を達成した。 ここまで28本塁打は12球団トップの数字で、パ・リーグではポランコ(ロッテ)に9本の差をつけ本塁打王争いのトップを快走している。残り31試合ほどでこの本数を交わすのは至難の業。本塁打王にも当確ランプが灯りつつある。 そんな山川は西武時代の2018年、2019年、2022年と3度にわたって本塁打王を獲得している。今年このまま本塁打王のタイトルを獲得すれば自身4度目。現役選手では中村 剛也(大阪桐蔭出身/西武)の6回に続く回数となる。 山川は現在32歳で今年の11月で33歳になる。老け込むにはまだ早く中村の6回に到達する可能性は十分にありそうだ。 また、異なる2球団でのタイトル獲得は青田 昇(旧制瀧川中出身)、落合 博満(秋田工出身)、山﨑 武司(愛工大名電出身)、タフィー・ローズ、タイロン・ウッズ、アレックス・ラミレスの6人いる。 そのなかで青田、ウッズ、ラミレスの3人はセ・リーグの2球団で獲得しており、落合、ローズ、山﨑はセパそれぞれ1球団ずつの2球団で獲得した。パ・リーグの異なる2球団で本塁打王のタイトルを獲得した選手は過去に1人もいない。 稀代のスラッガー山川はこのまま本塁打を量産し、自身4度目のタイトルを手中に収めてチームを優勝へと導くことができるだろうか。終盤戦もその打席から目が離せない。