渋野日向子の新章、始まる「もっと強くなれる」全米女子OP2位で弾けるシブコスマイル!
好スコアの要因? 一番はクラブのシャフトを替えたこと。ちょっと柔らかめのシャフトに戻したことによって、しなりを使って打てるようになった。それで、自分が打ちたいボール、それを打てる再現性が高まったことが要因かなとも思う。気持ち的にもすごくフレッシュな気持ちで臨めたのかな、と」 迎えた最終日、ボギーが先行してふたつスコアを落としたものの、優勝した笹生とわずかふたりだけ、というアンダーパーフィニッシュ。通算1アンダーの2位と、全米女子オープンでの自身最高成績を挙げた(過去最高は2020年大会の4位)。 「この何カ月とは次元の違うゴルフができていたと感じるし、自分のメンタル的にもすごく前向きだった。それが4日間、最後まで続けられた、というのはよかった。 この場に立てることが奇跡だなと感じていたし、この位置で戦えているのが奇跡と思えたことがすごく大きいことだったのかな、と。これで終わりじゃないし、これからまた、もっと強くなれる部分がたくさんあるとわかったからこそ、これからもすごく楽しみだな、というのが一番。 (2位でも)悔いはないかな。最後の最後まで全力でやれたと思います。ここまで予選落ちを何回してきたかっていう、そういうレベルなので、まさかこの位置で終われるとは思わなかったけど、ここから(自分の)"新しい章"がスタートできるなという感覚なので、すごく前向きな気持ちです」 4日間のラウンド中、久しぶりに"シブコスマイル"も随所に弾けていた。彼女自身が言うように、世界を席巻した"強い"渋野日向子の第2章がここから始まる。
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