渋野日向子の新章、始まる「もっと強くなれる」全米女子OP2位で弾けるシブコスマイル!
メジャーの舞台なので、いろいろと試すという言い方はおかしいけど、自分のやりたいようにやりたい。アメリカで一番大きい大会で、コースも今年イチ難しいけど、やりがいがあるので楽しみ。気落ち的には、上を目指してがんばりたい」 そして初日、5バーディー、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフとなったが、渋野は1オーバー、15位タイとまずまずのスタートをきった。 「やっぱり難しいので、1回プチンッとなったら終わりだ、というのは頭に入れていた。(今日も)そうなる要素はたくさんあったけど、逆にバーディー数も多かったので。(パットは)しっかり打ちきれていたし、すぐに(気持ちを)切り替えることができた。 練習ラウンドから、ここは難しすぎるというのは(頭に)入っている。アンダーが出たら、ヤバいっすよ。そんな感じで、イーブンで上出来と思っていたので、そういう気持ちでいたのがよかった」 2日目も、随所で耐えるゴルフを披露。3バーディー、3ボギーのイーブンで回って、初日と同じ通算1オーバーながら順位は5位タイまで浮上した。 「出だしからパッティングで躓いてしまってはいたんですけど、ショットが悪くなかった分、すぐに切り替えることができた。最後はもったいないボギーでしたけど、イーブンパーで回れて上出来。というか、よかったなと思う。 攻めながら守るゴルフ? できているほうだと感じますけど。今週は気持ちよく振れているかなという感覚がドライバーにあるので、1個ミスしようがそんなにマイナスには考えていなかったかな。 バーディーの取り方がこれまでと違う? この2日間はそう思うところはありますかね。自分は昔からショットメーカーというか、ショットでバーディーを取りにいくみたいな。それが戻ってきたかなという感覚は、最近のなかでは一番あります。 それは(試行錯誤しながら)いろいろやってきたからだと思います。取捨選択というか、(自分に)合わないものは切り捨てるとか、自分のなかで理解をしてきての(今回)シャフトを替える、という選択にもなったし。スイングもある程度、自分のなかでは悪くないのにな、という感覚はあったので、(自分のスイングとは)違うことで変えられたら、というのが(今回のシャフトを替えるという)新しい発見になった」 ムービングサタデーの3日目、渋野はそのとおり爆発した。7バーディー、3ボギーの「66」と、この日のベストスコアタイをマーク。通算3アンダーまで伸ばして、首位と2打差の4位と順位も上げた。 「7バーディー? まったく数えてなかった。いつも数えるタイプなのに。それだけ集中していたんだと思います。久しぶりの感覚。