GANG PARADEが語る、12人体制最後のLINE CUBE、新たな船出を歌った最新曲
11人体制初めての新曲「グッドラック・マイフューチャー」
―本当に色々あった1年でしたね。メンバーが11人体制になったことによる変化みたいなのを感じますか。 ココ:11人体制になっての変化はまだそんなにで。本当にフォーメーションを新しく作り直すのに追われています。 アイナスター:セイの時は、歌割りを元々歌っていた人に戻すみたいな形式が多かったんですけど、ユユは長かったから、戻す人がいないっていう話になってきちゃうので。そこは重みがあるというか。チーム全体で考えているところでもありますね。 ココ:サキちゃんの時は、分裂のタイミングがあって、再始動って名目がちゃんとあったので。例えば、「まだ足りない」の部分をメイがやったりとか、やりやすかったんだけど。 メイ:3人で割ったしね。 ココ:そうそう、ベビ・メイ・ノン、3人が入ったタイミングだったから、分散していたんです。でもユユが入ってから出した曲の方が多いので、 メイ:ミキかユアくらいにしか返せない(笑)。 ココ:歌割を決めるのはスタッフさんとレーベルの皆さんでって感じなんですけど、舞台に立ってやるのは私たちなので、意見はみんなで出したいねっていう話はしています。 ―新シングルにも収録されていますが、SEが新しくなりました。SEが変わると気分も変わるものですか? メイ:変わります。 マイカ:全然違うよね。 メイ:1個前のSEはポップだけど行くぞみたいな気持ちもありつつ、新しいSEは結構爽やかだから、今までと全然気持ちが違います。しかも衣装も白いから、自分がすごく爽やかになった感じ(笑)。 ―ナルハさんとしては、SEが変わって自分の気持ちも変わりましたか? ナルハ:やっぱりすごく不思議な感じがします。出るタイミングとかも自分が先頭のほうだったらドキドキして。 ココ:LINE CUBEのアフタームービーに映っていたんですけど、最後11人で円陣して出ようってことになって。ユユが見守ってくれている間、ダブルアンコールの直前のSEが鳴っている最中に円陣を組んでいたんです。まだSEのタイミングがよくわかっていないので、なんか言うぞ!っていう時に、もう出なきゃってなって。ギャンパレっぽいといえばギャンパレっぽかった。おもろかったです。 ―ダブルアンコールで、新曲「グッドラック・マイフューチャー」を初披露しました。作詞・作曲が草野華余子さん。この楽曲をもらったとき、どんな印象を持ちましたか。 マイカ:デモをもらった時に、おおお!ってなって。ちょっとエモい感じと疾走感もあって、遊び人がすごく好きそうだなと思って。ライブでもいい味を出してくれる曲になるんだろうなって思いました。こういうタイプの曲が久しぶりだったので、すごく嬉しかったです。 ナルハ:最初聴いた時、めっちゃかっこいい!と思って。歌詞がすごい心に刺さるような歌詞で、聴いても刺さっていたけど、歌って、より別れの歌みたいな感じもして刺さりました。 ―具体的にどこのフレーズがやっぱり刺さる。 ナルハ:最後のサビを全員で歌うんですけど、LINECUBEで歌った時にぐっときて。「遠くなる昨⽇」とか、そういう表現を初めて聞いたんですけど、確かにと思って。ラスサビは思いを込めて歌いました。 ―ココさんはどうですか。 ココ:ザ・ストレートロックみたいな、すごくかっこいい曲と最初は漠然と思っていたんですけど、いろんな歌詞に振り付けがついて、ミュージックビデオを撮っていく中で、すごい思い入れが積み上がっていった感じがしています。LINE CUBEの初披露は、どんな曲か遊び人が知らない状態で聴いてもらうので、歌詞が振り付けにもリンクしているし、すごく届けたい内容だなと思ったので、とにかく歌詞を聞き取ってもらえるように歌いました。それこそ、ユユとバイバイしてすぐにやった曲だったので、いかに届けられるかを、めっちゃ意識して歌って。それが遊び人にも届いていたのかなって。それを草野さんに書いていただけて、すごく嬉しいというか。ディレクションもしていただいたんですけど、すごく熱い方で。LINE CUBEも見に来ていただいて。ディレクションいただく中で、その熱い気持ちが、いつも以上に入っている曲になったのかなと思うし、すごく大事な曲になりました。 メイ:最初に聴いて、歌詞を見た時に、めっちゃかっこいいけど、すごく自分たちのことを書いてくれていて、歌詞が見れないくらいストレートだなと思ったんです。この歌詞を書くにあたって、質問をメンバーにいただいて。メンバーが欠けることについてだったり、これからどうしていきたいかとか色々質問してくださったんです。メンバーそれぞれの回答を送ったんですけど、それがすごく入っている。本当に自分たちが感じたことがそのまま入りすぎているので、最初はおお……みたいな気持ちもあったんですけど、お客さんに届けるものだから、マイカが振りを付けてくれたりする中で、曲として自分の中でも落とし込めていって。歌うと気持ちが乗りすぎちゃうと思っていて。ライブでやるときは、気持ちを乗せるのも大事だけど、ちゃんと伝わるように、届けるものとしてやらないといけないなと意識しながら披露しました。けどちょっと乗りすぎたかなって感覚はあります(笑)。それぐらいメンバーそれぞれの気持ちが入りやすい曲ですね。 ―アイナスターさんは、いかがですか? アイナスター:私は自分の歌割りが2Aの部分なんですけど、ディレクションのとき、脱退した2人のことを書いているよって、草野のさんに言っていただいて。「始まりは同じだったのにな」って部分なんですけど。それこそ、セイとは同期で一緒に始めたけど、セイが辞めた事実は自分の中では半年経って受け止めてはいて。LINE CUBEに、セイも見に来てくれていたんです。サキさんも来てくださっていたんですけど、ギャンパレを去った人たちも見守ってくれている中、すごくストレートな歌詞なので、思いを乗せるっていうより、勝手に乗っちゃうところはあったんです。セイのこともそうだし、最後、舞台袖に残るユユとバイバイした時も、すごく思うところがありました。辞めた人のことを思うって、あまり前を向いてないのかなとか、今まで思っちゃっていたんですけど、こんなストレートな素敵な歌詞にしてくださって、思っていいよって言ってくださった草野さんのすごく大きい優しさというか、温かさみたいなのに救われる気持ちだったというか。逆に、そんな振り返らずに済むというか。ここまでストレートに歌詞にしていただいた方が、もう違う明日は見ているから。始まりは一緒だったけど、もう違うから前向こうって思えるきっかけの1つなった歌詞です。すごいターニングポイントだなと思っています。