GANG PARADEが語る、12人体制最後のLINE CUBE、新たな船出を歌った最新曲
ココとナルハが振り返る、LINE CUBEワンマン
―ナルハさんは、LINE CUBEを振り返ってみていかがでしたか? ナルハ:純粋に楽しい気持ちでいっぱいになりましたね。その後すぐに特典会もあったんですけど、みんな楽しかったとか、いい日だったとか、直接言葉でたくさん言ってもらえたのもめちゃくちゃ嬉しかったです。ソールドアウトできたこともすごく嬉しかったですし、特別な1日になりました。 ―ライブ中盤の「pretty pretty good」前のナルハさんのMC、すごくグッときました。 ナルハ:それも特別バージョンっていうか。いままで、曲前のイントロの部分でMCをしたことがなかったので、そういう新鮮味もあって、という感じなのかなと思ったんですけど、初めて、言いたいことがちゃんと言えた感じがしました。 ―初めて言いたいことを言えたっていうのは何が理由だと思いますか? ナルハ:本当に何を言うかギリギリまでずっと考えていたんです。不思議と、お客さんの顔を見ていたら、自然と出てきた感じがしました。 ―ココさんは振り返ってみて、LINE CUBEいかがでしたか? ココ:いつも全身全霊なんですけど、本当にあそこまでカラッカラになるまで動いて届けたライブができて、すごく良かったなと思って。FCツアーとか、過酷なセットリストのライブは今までも色々してきてはいたんですけど、それとはまた違う、本当に全部を届ける気持ちになったワンマンライブができて。バンド編成でできることを遊び人(※GANG PARADEファンの総称)はすごく喜んでくれていたんですけど、それができたのは、遊び人たちのおかげなのでと思っていて。新しいことに挑戦させてもらって、遊び人が喜んでくれている姿を目の当たりにできて、これから頑張ろうって思えた1つのライブでもありました。もちろんユユの脱退っていうトピックはあって。そこの悲しさや、寂しさもあったんですけど、それもひっくるめて、すごくいい日だったなと思える1日になってよかったです。 ―ステージ上で、ユユさんとも抱き合っていました。感慨深さはあったんじゃないですか? ココ:ユユのMCを横で聞いていた時、走馬灯のように8年間の1番最初の思い出とか、SiS解散を告げられた日のこととか、一緒に帰っていた日のことなどが、ぱっと出てきて。本当にこの人やめるんだって思いながら横で見ていて。正直まだ11人体制でライブもやっていないので、100パーセント実感が湧いているかって言われたら、まだ半信半疑の部分もあるぐらい実感がないんです。活動のスタートが同じだったからこそ、それぞれ人生を自分の足で選んでいくんだなと思って、すごく色々考えました。 ―メンバー12人で話し合った日のあと、ココさんは泣きながらユユさんに電話をしたという話も聞きました。 ココ:同じ気持ちでスタートして、ずっと一緒にいたからこそ、ズレていったりもしたし、別々の感情を得ていた時期もあったと思うんです。同期だからこそ、こじれた時期もあったんですけど、最後にユユとメンバー全員で朝まで喋った日があって。 アイナスター:いま取材している、この部屋です。 ココ:いろいろ考えて、ユユへの想いをちゃんと伝えておこうと思って、朝に電話して。ユユが思っていたことも聞けたし、私も話せたなって。それがちょっと遅かったなって思う部分もありました。この先もずっといると思っていたから、そうしなかった部分や、できなかった部分があったなと思って。自分の人生においてもすごい学びがあったし、ユユも私がやめることで、みんなにもいろいろ思うタイミングにしてほしいって言っていて。こんな形じゃなくてもよかったのにと思った部分もあったんですけど、色々考えて、この数カ月間は過ごしていました。