JR紀勢本線の駅近くの田んぼや熊野古道でツキノワグマ目撃情報 三重県が「クマアラート」注意報1カ月延長
「クマアラート」注意報を11月30日まで延長(三重テレビ放送)
三重県内でツキノワグマの出没が相次いでいることから、三重県は6日、県南部の10市町に出している「クマアラート」注意報の期間をさらに1カ月延長しました。 三重県内では今年4月から5日までにクマの目撃件数が137件あり、過去最多だった昨年度40件の3倍以上となっています。 三重県によりますと、10月22日には大紀町大内山にあるJR紀勢本線「梅ケ谷駅」の近くの田んぼで、また31日には熊野古道の松本峠で、ツキノワグマの目撃情報が寄せられました。 これを受け、三重県は大紀町を含む伊勢地域の7市町と、熊野地域の3市町に10月31日まで出していた「クマアラート」注意報を11月30日まで延長しました。 12月にかけて、ツキノワグマは冬眠前に多くのエサを求めて活発に行動する時期で、県の担当者は「これから紅葉の時期を迎え、山周辺へ出かける人が増えると思うが、単独での行動を避け、鈴やラジオなど音が鳴るものを身に着けるなどの対策を取ってほしい」と呼びかけています。