画期的なコンパクトSUVとして登場

　2024年にトヨタ「RAV4」は、初代モデルが自動車業界に革命を起こしてから30周年を迎えます。その間RAV4はSUVのアイコンとなり、常に新しいテクノロジーを取り入れながらユーザーの期待に応え、進化してきたモデルです。 【画像】30周年を迎えたトヨタ「RAV4」を画像見る(10枚)

トヨタ「RAV4」の初代モデル

　1994年3月にジュネーブモーターショーで、モノコックボディをベースにしたコンパクトな全輪駆動SUVという、まったく新しいタイプのクルマとして発表。現代の生活のニーズに合わせて設計された機敏で多用途なモデルとして、まさに独創的で新境地を拓いた1台でした。 　当時、SUVという言葉は一般的ではありませんでしたが、1994年5月の販売開始以来、メディアやユーザーから圧倒的に好評を得る事に成功。 　初代RAV4の開発にあたり、デザイナーは1989年の東京モーターショーで「RAV-FOURコンセプトカー」によって初めて表現されたオリジナルのビジョンに忠実であり続けるために、特定の目標を掲げています。 　同NEWモデルは、コンパクトでスポーティ、そして特徴的なボディデザインのなかに、ゆったりとしたスペースを提供できることが必須。ドライバーの着座位置は高く、視界に入る道路が広くなることで、より自信と安心感のある運転体験を生み出す事に成功します。 　そして強力なオフロード性能は、パフォーマンスと路面快適性とが組み合わされ、安全性と環境性能の最高基準を満たす事も必須とされました。 　これらの原則に基づいて、RAV4はこれまで5世代にわたってレクリエーションSUVセグメントを改革し、ユーザーの好みの変化を予測するために絶えず進化してきたのです。

トヨタ「RAV4」の5代目モデル

　過去30年間、イノベーションは開発の中心にあり、効率的なドライブトレイン技術の早期導入によって強調されてきました。 　1997年にはすでにバッテリー電気 (BEV) バージョンが特定の市場で販売され、環境への影響を軽減するための新しい技術を追求するというトヨタの取り組みを表明。 　それ以来、RAV4は2016年に第3世代でトヨタのクラス最高ハイブリッド電気（HEV）技術をSUVセグメントに導入し、効率的なガソリンエンジンとディーゼルエンジンの既存のラインナップを補完しています。 　2020年にはプラグインハイブリッド（PHEV）がラインナップに加わり、特定の顧客ニーズ、市場状況、地域のインフラに適したさまざまなパワートレインを提供することを約束する、カーボンニュートラルへのトヨタのマルチパスアプローチを強調。 　これらの電動オプションは、ハイブリッドの静かさと、応答性の高い加速を実現するますます強力なモーターの性能が追加され、運転体験をさらに向上させる事に貢献しています。

トヨタ「RAV4」5代目モデルの内装

　そんなRAV4の最新モデルはTOYOTA GAZOO Racingとモータースポーツを通じてさらに良いクルマを創り出すという使命にインスパイアされた、スポーティさと洗練性を表現したスタイリングと装備が備えられた「RAV4 GR SPORT」。 　よりスポーティな外観、19インチアルミホイール、独自のデザインディテールに加え、サスペンションがさらに改良されました。サスペンションは、より硬い新しいスプリングとショックアブソーバーの設定を含む再調整により、ハンドリングブーストが強化され、より魅力的なドライビング体験が提供されます。